竜也語り

2004年12月12日(日) 舞台「ロミオとジュリエット」東京公演12月11日

昨日は昼・夜公演両方観た。結局チケットを交換してもらえる人が見つからず、急遽予定外の観劇を追加した。昼公演がそれだ。1階席の一番後ろのチケットを入手したのだが思ったよりも段差がなく、2階席でもよかったかなと思ったくらいだ。舞台に映す照明の模様が綺麗だった。そうよそうよ、これが観たかったのよ。特にステンドグラスを表現したものが私の一番のお気に入りだ。

さて昼公演。ロミオが登場するシーン。左側の客席通路を通りながらの登場となるのだが、それを知っていたので、そのシーンが近づくにつれ、私は馬鹿なので自分の後の扉ばかり気にしていた。最大限に自分の目玉を左側に転がし扉をちらちらと見ていたが、入って来た入って来たロミオが。この時点ではまだ照明も当たらず殆んどの人がその存在に気付いてないと思うが、もうロミオは扉を開けた時から俯いて…既に恋に悩んでいるロミオなのだ。これには私は少し感動した。もしかしたら扉の向こうで待機している時から俯いて待っているのかも知れない…。
そして2度目の客席登場シーン。これは神父に自分のジュリエットに対する恋心を語るシーンだ。これもチェックしようと目論んでいたのだが、舞台上の神父役の瑳川さんのまろやかな声に聞き惚れすっかりそちらの方に見入ってしまった。「おはようございます!」後方からいきなりロミオの声が耳に飛び込み、それが余りにも大きな声だったので飛び上がりそうになっちまった…(汗)。心臓に悪いよ…竜也くん…。

初日から1週間経ったわけだが、前半のロミオの弾けぶりが増していた。「恋の手引きで」「幸せだ」この台詞を言う時のロミオの舞い上がりぶりは最高(笑)。声は上ずり甲高く、そうなのだ、恋の始まりの喜びはあんなにも人間を滑稽にしてしまう。自分だって恋の始まりの狂喜乱舞する姿など他人から見ればどんな風に思われているかわかったもんじゃない(汗)。ロミオの弾けぶりが増したこと…竜也くんが少しずつ自信を持ってきた現われなのではないかと感じた。観客がウケるのでそれを感じるのだろう。初日はやはり少し不安だよね。

話は前後するが、ロミオとジュリエットの舞踏会のキスシーン。ロミオは目を開けながらキスをしていた。これに何故かまた感動。何だがわからないが感動したのだ。「もうあんなことは自分にはないだろうなぁ…」という郷愁か羨望か…。やはりあれは「竜也版ロミジュリ」の名場面の1つなのではないでしょうか。しかしあのキスシーン、皆さん微妙に頭が動くんですよね(笑)。舞台から降りてしまうので席によっては少し見えづらいのかも…。う〜ん…秘密の2人のキスという感じがよくでていると思うのだが、全ての人に観えるようにあれはやはり舞台上で演ってもらいたいかも…。

昨日の観劇で思ったこと。何となく役者の皆さん、早口ぎみではないですか?私は原作を読んでいるので何を言っているのか把握出来るが、そうでない人達には聞き取れない部分もあるのではないだろうか。1つの台詞が長いものもあるのでどうしても一気に喋ろうとしてしまうのかも知れない…。

★今回のロミオチェ〜ック★
・夜公演の終盤、思いっきり噛んでいた。珍しいこともあるもんだと思った…。
・ロミオのこの弾けぶり。どこまで進化していくのだろうか。期待大。



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