竜也語り

2005年01月02日(日) 私の竜也物語(1)〜生意気っ!〜

プロローグに続いて2回目。
私が初めて竜也くんに出会った(正確には意識して見た)のは、舞台「身毒丸」の製作発表(たぶんそうだと思う)のインタビューである。1997年のロンドン公演のものなのか、1998年の日本での凱旋公演のものなのか、はっきりとしないのだが、おそらく後者の方だと思う。

初めて竜也くんを見た瞬間感じたこと…それは・・「変な顔!」だった。(汗)どうしてそんな事を思ったのか、今は全く理解出来ないのだが、とにかくその時はそう思ったのだ。その当時の竜也くんの写真を見ると、充分に可愛い。本当に可愛い…。なんだったんだろう、あれは…。
そして「生意気!」これが第二の印象。舞台上で裸になることを聞かれ、「仕事だから平気。」と答えていたように思う。私は子供が(特に子役)「仕事」などと言う事を口にすると虫唾が走るのだ。(子供は小学生まで仕事などせず遊んでいればいいと思う)他にもインタビュー中の受け答えがぞんざいなように感じられた。「天才、天才。」と持ち上げられ、「自分はそんなんじゃない!」と言う抵抗だったのか、若者特有の照れからくるものだったのか…。それでもやはり、ほんの僅かな自惚れみたいなものが彼の中にあったのだと思う。この辺りの2〜3年が、彼の中で唯一生意気だった時・・かな?

至極当然のことなのだ。若い頃にある程度事が上手く進めば、誰だって調子に乗る。
自分を見よ。私だって生意気盛りがあった。あの頃の言動を思い出すと、もう穴があったら入りたいぐらいだ。ただ世の中は図に乗った若者を野放しにしておくほど寛容ではないので、大抵は痛い目にあう。謙虚であることが如何に大事かということを、砂を噛むような思いで思い知らされるのである。それが知恵がつくということだと思う。(彼は人より随分と早くこの知恵がついたと思う)ちなみに私はこの歳になっても、この知恵が瞬時に何処かへすっ飛んで行く時がある。余談。
だから当時の彼は、ただ人間の発達の王道を歩いていただけなのだ(笑)。今思えば、別に腹を立てることではない。しかし当時の私にそんなことを考慮する余裕はなかった…。

このインタビューを見てから、私は瞬時に彼が大嫌いになる。それも半端ではないほどに。とは言ってもこの「変な顔の生意気な男の子」には強烈なインパクトを覚えた。嫌悪感で一杯になっている私の中に、正に嘲笑いでもしているかのように強く押し入って来た。
この衝撃が、私の一目惚れによるものだったと気付くのは、ずっと後になってからのことである。


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今日、Daから竜也くんのバースディーカードが届いた。今回は少しおどけた竜也くんだった。


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