2005年02月06日(日) |
私の竜也物語・最終回〜to be continued...〜 |
もうお分かりのように、私はこれまでにさんざんと竜也くんには振り回された形となったが、それでもやはり誰かのファンになり、その人を追っかけている(?)生活は楽しい。こんなにハマッタ芸能人は生まれて初めてであったので、同時にこういうことは非常に頑強なる体力と精神力が必要であることも身をもって知った。(笑) 竜也くんのファンになって良かったと思うこと。まず第一に、竜也くんを通して今までに未知であったいい作品を知るようになった。私はネタバレを嫌う方ではないので、「竜也くんが次に演る!」と決まった時点で原作を先に読んでしまう。「BR」(←これは映画公開の後に読んだ)「さぶ」などは、原作の小説が素晴らしく(やはり原作の登場人物の心の機微を映像で表現するには限界がある)、竜也くんのファンになっていなければ知らずに終わっていただろう。まぁ山本周五郎の世界は読む機会があっただろうが、「BR」は絶対に手にすることはなかっただろう。断言できる!竜也くんのおかげで自分の世界が広がった。 第二に日本語の美しさを知った。日本人であるのにお恥ずかしいことだが、学生時代にどんなに先生が日本語の美しさを説いても、私はそれに感銘することはなかった。しかし竜也くんの舞台を観るようになってから、彼の声を通して聞く日本語は、柔らかく心地良く・・私の耳に入って来る。彼の舞台が古典が多いのもその要因の一つだろう。しかしあれだけ若い彼が、使い慣れない難しい日本語をあんなに美しく滑らかに発することが出来るのは、やはり彼の才能であると思う。本当に日本語は奥が深いものである。改めて私は日本人であることに誇りを持つことが出来た。人生の先輩方がいくら説いても聞き入れることが出来なかったことを、歳若の彼があっさりと私に教えてくれた…。 最後に、竜也くんのファンになって…私はつまらないプライドを捨てることが出来た。プライドなどと言えばカッコがいいが、もっと厳密に言えば、それはくだらない見栄である。私は今までに、付き合っている人の写真を持ち歩いたり、友人に紹介したり、その人と自分が共有する時間のことを話したり…こういうことは世間の女性のそれに比べれば格段に少なかったと思う。 二人のツーショット写真など、絶対に見せたくなかった。自分が男性に夢中になっているのを知られるのが何となく嫌だったのだ。しかし今は違う!最初の頃こそ恥ずかしくて話せなかったが、今では竜也くんのことを喋る!喋る!相手が引いていても喋る!残念ながら現在のところは竜也くんとのツーショット写真は持っていないのだが、もしこれからそんな機会があったら、私は絶対にそれを毎日持ち歩くだろう。そして相手が「もう結構!」と言っても鼻の下を伸ばしながら見せまくるだろう。もう見栄などないのだ。正に「笑いたかったら、どうぞ笑って〜♪」と言う心境なのだ。年齢を重ねたせいもあるかも知れない…。しかしそのきっかけを作ってくれたのは、間違いなく竜也くんなのだ(笑)。
私の竜也熱は今はまだ右上がり状態である。これからも竜也くんが俳優を続ける限り、ずっと竜也くんを応援し続けるつもりである。90になったとしても、たとえ杖を突いてでも渋谷のあの雑踏を歩き、コクーンに通い続けるつもりだと、今は本当にそう思っている。しかし、人間の気持ちは変わる…。これも事実である。仮にファンを続けていても、このテンションを20年も30年も保ち続けていくのは、これはやはり無理な話である(苦笑)。いつまで続くのか分らない…。それでも竜也くんが俳優として情熱を注いでいる限り、体力と気力を振り絞って追いかけて行こう。 さて、竜也くんはこれからどんな世界を私に教えてくれるのだろうか…?一方通行甚だしいが、しかしこれも恋は恋なのである(笑)。
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