竜也語り

2005年02月24日(木) 黎明前(3)

☆ドラマ☆


●「それが答えだ!」Symphonie Nr.1

「最低最悪の教師」
天才マエストロ成瀬は帝都フィルオーケストラで自分の思うままに、ある意味横暴な仕事をしていた。ある日成瀬は団員達からも信頼の厚いメンバーの1人をを自分の思う通りの演奏が出来ないという理由で団員の反対を無視してクビにしてしまう。それに不満を持った団員達は何と観客のいる公演の途中で演奏をやめボイコットしてしまう。この件で帝都フィルを追われた成瀬はある田舎町で音楽の仕事もなくぶらぶらと不本意な毎日を過ごしていた。村の人達はそんな成瀬を「山の上の怪獣」と噂していた。成瀬の別荘に食べ物を配達している村の中学校教師・池田。池田は色々と成瀬に心を砕くが、決して成瀬は心を開こうとはしなかった。

池田が勤める白八木中学校にはオーケストラ部というものがある。その顧問の教師が定年を迎えたために急遽音楽のことなど何も知らない体育教師の池田がその顧問となった。しかし殆んど廃部寸前であるそのオーケストラ部は部員達のやる気もなければ調律するピアノさえも壊れていて音が出ないという散々なものだった。

ある日ひょんなことから成瀬を楽器屋と勘違いした池田は成瀬に学校のピアノの修理を依頼する。しかし間が悪く、丁度成瀬はやっと自分の納得のいく仕事を手に入れたところでその準備に没頭しておりそれどころではなかった。にべもなく断られる池田。しかしこの仕事をするためには、例のオーケストラボイコット騒動の件で関係者の前で成瀬自身から謝罪するという条件が付けられていることを知った成瀬は怒りを爆発させる。そして残ったのは失望だった。

そこで仕方なしにピアノの修理に学校へ向う成瀬。ピアノの修理が終了し、そして彼はそのピアノを弾いてみる。その音色に心を奪われてしまった池田を始めとする教師達と生徒達。時が止まってしまったようだった。その音に引き付けられるように皆音楽室に集まって来る。しかし成瀬はピアノを弾きながら恍惚としており、魂はどこか別の所に飛んで行ってしまっている状態だった。演奏が終わりまだ浮遊しているように教室を出る成瀬に池田が背後から叫ぶ。
「この学校で音楽を教えて下さい!」
憮然と振り返る成瀬。これが何にもない田舎村と中学校に初めて音楽が訪れた瞬間だった。

池田役の萩原間聖人さんが本当にはまっている。田舎の人の良い熱い青年教師そのものだ。成瀬役の三上さんもさすがです。鼻持ちならない天才指揮者の役を今のところは不気味に演じている(笑)。指揮をしているシーンは…ちょっと恐かった…。

□1話の演也□
竜也くんの記念すべき初台詞は、朝、成瀬の家へ自転車で配達する池田をバスに乗りながら追い越す場面。後ろ姿しか映らなかったが、すぐ竜也くんだとわかった(笑)。
「ねぇねぇ、池田だ。」これが竜也くんの初台詞でした。
バスの窓から身を乗り出して「遅刻すんなよ〜」と笑顔で池田に手を振る演也は可愛かったけど…不思議だった。

校庭でハードルの体育の授業をやっている場面。他の男子生徒達より頭半分ばかり背が高い。もちろん今よりは低いのだろうが、この頃から平均より長身!2〜3人の生徒がハードルを飛んでいるシーンがあったが演也はなし。見たかったなぁ…演也がハードル飛んでいるところ。

場面変わって池田の招集で久しぶりに音楽室に集まるオーケストラ部員達。池田は音楽のことが全くわからないため“バンドマスター”のことを“キャプテン”などと言って生徒達に笑われる。もちろん演也も一緒に笑っているのだが、この笑顔は凄く可愛いっ!ほんの一瞬映るだけだったが、目がほんわか垂れて本当に面白そうに笑っていた。
それとは反対に昼食時に気弱そうな男子生徒をパシリに向わせる時の表情は生意気そのもの(笑)。さてどちらが素に近いでしょうか…。

藤原紀香さん演じるかなりグラマーな村のパブ(?)の女店員のたみえ。そのたみえに興味深々の演也達。店へ行ってカキ氷を食べながらたみえの足やお尻に目が釘付けになっている(苦笑)。この時に「一度(たみえに)お願いしたい。(←何をお願いするのかはご想像にお任せします)」とか「レディーに聞くには余りに失礼でしょうが。」と小生意気な台詞を喋っているのだが、やはりちょっと下手!(笑)自分が普段使っていないような言い回しの台詞はまだまだなのかも…。7年の年月というのは大きいねぇ…。

***1話のつぼ***
・絵に描いたような美しい田舎の風景とバックに流れる美しい音楽。そして大して面白くないことに反応し、本当に可笑しそうに無邪気に笑っている生徒達…。これだけでも癒されます。
・可愛いんだけど…ちょっとヘンテコな竜也くん…。


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