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B-SIDE DISC7 
杏子



 求愛の如き さえずり

『 煙草の本数が増えた。』

『 また、お酒を飲み始めた。』


あの頃と同じ感覚を思い出させるに
それは 充分すぎる事柄でした。



職業柄一年を通して 8月というのは
私にとっての閑散期となります。



お昼過ぎになって
彼のmixiにメッセージを送信。


お元気ですか? お久しぶりです^^

昨夜、夢に恭介さんが出てきて、懐かしくなって

メールをしました。




この程度の ほんの短いものでした。



その日は数度 
メーラーを立ち上げては

受信ボックスを確認していた自分が居ました。




味気ない言葉とは対照的に

心は 少しだけ あわだっていました。






返信があったのは 翌日。

以前と変わらない口調が
素直に 嬉しかった。



と 同時に

バースディメールに返信をしなかった
私の無礼に対して


チクリ



。・゚・(ノ∀`)ウワワン・゚・。




それでも 彼は笑ってくれました。(苦笑)



そして 私と同じように

嬉しかったと そう 言ってくれました。




その日から メールのやり取りが開始され。



小鳥のさえずりに 設定された
私の 真っ赤なSH902is メール着信音。


一日のメールのスタートは 決まって
彼が通勤電車に乗り込んだ その瞬間で

私はそれを 同じく
通勤の車の中で受け取ります。



助手席の シートの上 

私の鞄の奥のほうから 



求愛の如き さえずりから始まる

彼と私の一日。









2008年08月30日(土)
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