* たいよう暦*
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高校三年生の夏休み、受験するか推薦を受けるかもはっきりしぼりきらないまま、世間一般と同じように、いわゆる「受験生」をしていました。
予備校に通って、自習室で勉強したり、近所の図書館で、本を積み上げてみたり・・・。 我が家では「寝る時にしかクーラーはつけちゃいけない」という不文律がありましたが、「勉強」という印籠をふりかざし、夕方から涼しい部屋で勉強したり、息抜きしたり・・・。
そんな汗かき知らずだった快適な夏が終わる頃、ある日突然、発熱。
まる三日間、39度の熱が下がらなかった。
うんうんうなりながら医者に行くと、先生は一言「クーラー病だね」 楽をした分だけ、体は馬鹿になってしまい、体温調節機能がある日突然ぶっこわれたらしい。
その日から、私にとって、クーラーはとってもすてきな文明の利器であるとともに、体の敵になってしまった。 とってもクーラーが好きなのに、長時間その中には、いられない。 真夏でも、片時も長袖を手放せない。 一日のどこかで大量に汗をかいておかないと、熱が体にこもって発熱となる。
そんな私は、昼はウールのカーディガンにひざ掛け毛布・・・という冷え切った職場で働き、夜は扇風機ひとつで汗だくになりながら過ごす。
うーん、これって、体によくないような気がする・・・。 もう少し、バランスのいい温度の中で一日を過ごしたいものだ。
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