* たいよう暦*
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2004年08月05日(木) クーラー病

高校三年生の夏休み、受験するか推薦を受けるかもはっきりしぼりきらないまま、世間一般と同じように、いわゆる「受験生」をしていました。

予備校に通って、自習室で勉強したり、近所の図書館で、本を積み上げてみたり・・・。
我が家では「寝る時にしかクーラーはつけちゃいけない」という不文律がありましたが、「勉強」という印籠をふりかざし、夕方から涼しい部屋で勉強したり、息抜きしたり・・・。

そんな汗かき知らずだった快適な夏が終わる頃、ある日突然、発熱。

まる三日間、39度の熱が下がらなかった。

うんうんうなりながら医者に行くと、先生は一言「クーラー病だね」
楽をした分だけ、体は馬鹿になってしまい、体温調節機能がある日突然ぶっこわれたらしい。

その日から、私にとって、クーラーはとってもすてきな文明の利器であるとともに、体の敵になってしまった。
とってもクーラーが好きなのに、長時間その中には、いられない。
真夏でも、片時も長袖を手放せない。
一日のどこかで大量に汗をかいておかないと、熱が体にこもって発熱となる。

そんな私は、昼はウールのカーディガンにひざ掛け毛布・・・という冷え切った職場で働き、夜は扇風機ひとつで汗だくになりながら過ごす。

うーん、これって、体によくないような気がする・・・。
もう少し、バランスのいい温度の中で一日を過ごしたいものだ。


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