* たいよう暦*
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オリンピックで一番好きなのは、入場行進。
というと、はああああ?と言われたことがある。 うん、技を競い合う本番も確かにおもしろい。 日本人選手が活躍していると、どきどきする。 (日本人というアイデンティティを常日頃考えることはないのだけれど、4年に一度、必ず「頑張れ日本!」と言っている自分に気づく度に、ああ、私って日本人なんだなあ〜としみじみ思う) でも、それでも。 子供の頃から、ずうっと今まで。 一番好きなのは、入場行進。
アメリカ。 ドイツ。 フランス。 イギリス。 ・・・etc。
知っている国は知っている国で、行進の仕方を見ているだけでもおもしろい。 それぞれの「民族性」というものが出るような気がする。
カーボヴェルデ共和国 チャド共和国 バルバドス ナウル共和国 ・・・etc
聞いたことも見たことのない、国の人々・・・! たった一人の入場行進や、見たこともないような民族衣装を着ての行進。 国旗も、運動会で万国旗がはためいていたような所には、なかったような模様や色づかい。 きっと、この入場行進で見なければ、一生知らなかったような小さな小さな国や、独立したばかりの国・・・。
世界って広いのだなあ、まだまだ私の知らない世界が広がっているのだなあ、としみじみ思う、入場行進。 これが、どうも好きでならないのだ。
今日も、NHKの放送で見ていた。 延々3時間近く、いろんな国のいろんな人がいろんな歩き方で行進するのを見ていた。
こうやって、入場行進をして、この競技場に集まっている人は、間違いなくその国の代表で、そして、間違いなく世界のトップレベルの人たちなのだなあ。 そう思うと、そこに立てているだけですばらしいことじゃないか、メダルなんか必要ないんじゃないか、なんて思ってしまう。
それでもやっぱり、競技が始まると応援しちゃうんだろうな。 頑張れ、日本! 頑張れ、世界の色々な国の人々!
アテネオリンピックが始まった。
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