* たいよう暦*
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一晩限りの独身貴族に戻った友人と、ぶらぶら買い物したり、夜更かししてオリンピックを見たり、のんびり朝寝を楽しんだり、外国のお菓子を買い漁ったりした。 いつもの、友人と私の関係。くつろいだ時間。 あ〜楽しい二日間だった。 そう語りあいながら、車を走らせ、友人宅に着くと。 先に帰りついていた子供たちが、母を迎えに走り出てきた。
車の窓は閉まっていたから、声はぜんぜん聞こえなかった。 だから、こそ、余計に見えた。 二人とも、とっても喜んでいる。 たった一晩離れていただけなのに、再会をそんな風に喜びあえるってなんか、いいなあ。 ほんわりした気持ちで、運転席からその光景を眺めていた。
二日間、いつもの私の前での顔をしていた友人は、子供に抱きつかれた瞬間、あっという間に母の顔に戻っていた。
うん、その顔もいいなあ。
そう思いながら、母に戻った友人にごはんを作ってもらって、みんなでわいわい食べて家路についた。
自分の家族を持っていて、自分の役割をしっかり持っている友人の姿が、なんだかまぶしい夜でした。
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