タオイストになろう。タオの思想はしっくり来る。穏やかで優しい。これが私の本質だ。あんなキチガイとどうして張り合わないといけないのか。どうしたらいいか。何もしなかったら良い。無為の為。頭に血が上っている。それをクールダウンすればうまく行く。全てうまく行く。やっぱり栃尾又に行ってよかった。深いところでリラックスできた。 二日間眠れたので気分が良い。タオイストになろう。タオの道に勝った負けたはない。小さいことは関係ない。毎日休めるのはありがたい。感謝している。女とうまくやる方法がわかった。何もしないことだ。近づかない。話さない。見ない。見られない。気にしない。 加島祥造のタオにつながるを読んだ。大いに感銘を受けた。私の考えていることそのものだ。私のほしがっている答。それがここに必要かつ十分にある。恐怖。社会は恐怖を煽り立てる。それが真実であれば良いが現実離れしている。人間の尊厳を失っていく。自ら尊厳を放棄する。タオイストであろう。大阪に来てから本当に尊厳を傷つけられることばかりだった。来なければよかった。この15年間はなんだったのか。そしてまだ15年間もある。深甚な恐怖を覚える。そして許そう。許すことによって終わる。関係は終わる。その代わり二度と同じことを繰り返すな。二度と私の前に現れるな。この本が今まで読んだ本の中で一番良かった。 人間は互いに尊重しあい、許しあうことによってしか共存、共生できない。憎みあい、馬鹿にし合っていたら一緒になんかいられない。一人さんの言う人を褒めろというのはそういうことだ。ゆっくり行動し、ゆっくり話すだけで世界が変わる気がする。それが相手を尊重し、他人を尊重する証だからだろう。傷つけあう関係なんか耐えられない。非対称な虐待のような関係なんかありえない。企業社会だから許されるなどということはありえない。 さっき散髪に行って来た。何か妙な感じだった。感動してしまった。いつも嫌で逃げ出したいのに人を尊重したい気持ちでいっぱいだった。私って変だろうか。そんなことはない。それが回りの店員にも伝わって私は感動の余り思わず涙ぐんでしまった。私が感じたことを言葉にするのは不可能だ。でも年を取ること、生きることは悪くない。人間は愛すべき存在だと思った。優しいことは素晴らしい。厳しいこと、強いことは優しさには勝てない。幸せと感謝と嬉しいは別々だと思ってきたが一つのことだと思った。やっとわかった。こんな簡単なことなのに。優しくされればありがたいと感謝したくなる。そのとき嬉しいと思うだろう。過去に何があっても許したくなるだろう。全て一つのことだ。宗教は誰にでも理解される。素晴らしい力だ。人を尊重するということは素晴らしい。どうしてこんなことに今まで気付かなかったのか。兄貴の家に行ったから良かったのか。わからない。温泉が良かったのか。加島さんがよかったのか。全てがよかったのだろう。 私は愛される人間だ。ゆっくり話し、ゆっくり行動し、ゆっくり考えるだけで全てが変わって見える。素晴らしい一日だった。人を尊重し、褒め、優しくすることはこんなにも気持ちが良いものか。それだけで生きていける。秀吉が家康が信長がなぜ偉かったか。人を褒める立場にあったからだ。喜んで死んでくれる武将がいくらでもいたからだ。人は自分を褒めてくれる人間のためなら喜んで命を差し出す。恐怖で人をコントロールできるなんてとんでもない。優しさだ。本当に価値があるのは優しさだ。そんなことは幼児でも知っている。暴力や恐怖なんて恐れることはない。
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