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立切れ線香


この落語、久しぶりに聴きました。
初めて聴いたのはもう覚えてないくらいムカシのこと。
落語に興味があったワケでもない、子どものころ。
それを聴くに至った経緯はもう思い出せないけれど。
子ども心に、すごくキレイなお話だなあ……と。
落語家さんはどなただったのか、それはもうわからないけれど。


で、今日、部屋で捜し物をしていたら、探している物は見つからなかったのだけれど、その代わり。
2〜3年前、ふと思い出して手に入れた、
桂吉朝さんの「たちきり」が入ったCDを見つけ、久しぶりに聴きかえしてみました。
うん。
やっぱり、ジンと、キレイなお話。
特に、最後。
若旦那が、死んでしまった芸者の小糸に線香をあげる時。
贈った三味線が勝手に鳴り出して、地唄の「雪」を奏で、途中、プツンと音が途切れた時。
落ちは線香が燃え尽きたから……、なのだけれど。
そこのところがホント、ジ〜〜〜ンとくるのです。
三味線の音色って、本当にイイですね。
大好きです。
私の母が三味線を弾く、ということもあって、幼い頃から耳にしてきました。
私も日舞を習っていたので、いずれ三味線や鼓を習いたいと思っていたのですが、高校生の時に父が死んで、芸事に費やす資金がなくなってしまったため、残念ながら、下名取りのまま、思い出となってしまいました。
実家にはまだ三味線があるので、いつでもあげるよ、と母は言うのですが、独学では絶対にムリなので、今はやっぱり時間が作り出せません。




ところで、今日。
ようやくサイトの小説、「ハート・スプラッシュ」の続きをupすることが出来ました。
ふうっ。
一体どれだけの時間を費やし、ひと夏のお話を書き続けている事やら(汗)
でも、このまま間を開けずに、一気に駆け抜けたいと思っています。
これからは花の季節に始まって。
いろいろなお題が次々ありますものねー♥

2009年02月22日(日)




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