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焦がれる夜空には美しい華


ひょいと気になって。
もしかしたら、ネット上にあるかもしれないって。

故郷の花火大会を調べてみた。
あった、あった。
それはもう沢山の動画。
故郷は。
さくら、と花火大会。
もちろんもっともっと良いところもあるけれど。
やぱっぱりこのふたつは外せない。
もう見に行くことは出来ないだろう、懐かしい故郷。
母も兄も姉もいるけれど。
きっともう叶わない。


去年の花火大会の動画があった。
やはり花火はここが一番だ。
もちろん素晴らしい花火大会は沢山あるだろうけれど。
アタシは「故郷」というスパイスをいっぱいふりかけているから。


動画の中に時折話し声。
それがまたアタシが愛してやまない方言で。
で、赤い電車の走る音。
昨日は「K」にやられたけれど。
今日は故郷に涙してしまった。
近いんだけれど、とても遠い、そこ。
帰りたいんだけれど、帰れない、そこ。
どこの県住んでも、アタシは故郷県人。


そういう意味では子どもたち。
ここという故郷を持たせてあげられなかった。
故郷を持たない子どもたち。
申し訳なく思う。
それは親の都合だから。


アタシの故郷を、子どもたちは「故郷」とは思わないだろう。
それでは元相方さまの故郷は? と聞けばもっと遠いハズ。
あそこも、ここも、きっと。
故郷と呼ぶにはどこも薄い。


季節外れの夜空の華を繰り返し見ながら。
ぼんやりと気持ちが滲む。

2012年01月14日(土)




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