とある町で
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2014年12月08日(月)

田口ランディの「昨晩お会いしましょう」を読んだ。

注文して届くのを待ってる途中に
過激なセックス描写云々といった書評を読んだので
そうなのかと思って読んだ。

そして確かに過激だったけど
そんなことは
たいしたことではなかった。

気づいたら
涙が出ていた。

ここに書かれている女性たちは
私だ、と思った。

私は彼女たちのような過激?な経験はない。
シチュエーションとしては
重なるものは1つとしてないといっていい。
なのに
痛いほど彼女たちの痛みが伝わって来る。
その痛みは
私の痛みととても似ていて
それが涙を流させる。

「いったい人恋しさとはどういう感情なのだろう」
「でも止められない」
この2文にこの本は集約されているように私には思える。

文章としても
構成としても
私は普段本を読まない人間なので
こんな上から目線のことを言うのは
あまりにも不遜なのだけれど
多分うまくはない、と思う。

なのに
迫ってくる勢いと
むき出しの痛みに
涙を止めることができなかった。


1歩外に出たら
もうX'masムード一色だ。
近所の小さなスーパーでさえ
X'masソングを流している。

涙とともに仕上げた作品(笑)も
1つは審査待ち、1つももう少しで申請できる。

私とつながる人たちに
良いX'masであることを祈らずにはいられない。


久美

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