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彼の仕事が落ち着いたら、とりあえず乾杯をしたいねって そう話していて。
実際は彼の仕事が落ち着くのはもう少し先なのだけど とりあえずやらなくてはいけないことをひとつ終わらせたところで 「乾杯しよう!」と彼からのお誘い。
仕事帰りの数時間でも、こうやって時間を作ってくれるのは 本当に嬉しいなぁと思う。
…ま、実際に飲みに行くまでの少しの待ち時間のときに たいてい彼の仕事をひとつふたつ手伝うことになるのだけれど^^;
もっともわたしができるのは書類作り程度だけれど 「楓のおかげで進んだ〜。本当に助かるよ」 と言ってもらえるのはちょっと嬉しい。
じゃ、行こうか?と席を立ったら 後ろから不意にぎゅっと抱きしめられて そのまま持ち上げられた(笑)
「お、重いよ?」 「だいじょうぶ」
そっと下ろされて、しばらくそのまま抱きしめられていた。 少し経ってから 前を向かされてキス。
すきだよ、と まっすぐわたしを見てくれる彼。
それから手を繋いで、 いつも乾杯をするお店に行った。
菜々
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