DiaryINDEXpastwill


2007年03月27日(火) 遠い記憶

失恋して泣いたことは何度かあるけれど
死にたいと思ったほどのそれはただ一度。

なにを食べても砂を噛むような味で

朝起きてから夜眠るまで
…寝ている間もたぶんずっと
わたしは泣いていた。

人前でそんな顔を見せるわけにもいかなかったし
外に行くときは必死で元気な自分を装っていたけれど
たった1ヶ月でげっそり痩せたわたしは
鏡で見ても、自分が自分じゃないようだった。

それまでどんなに頑張っても突破できなかった体重の壁(笑)を
いとも簡単に、あっという間に破った。


必死でいろんなものの助けを借りた。
恋愛もどきで何かを得ようとした。


苦しかった。


けれど、彼との日々は今では本当に素敵な思い出。
遠い記憶。
いつかどこかでもしも偶然出会うことがあったら
きっとわたしは、最高の笑顔で彼に元気だった?と聞ける。
そして明るく「元気でね」と言える。
振り返らずに前に進める。


彼を愛した日々は、…それは悲しい結末に終わってしまったけれど
無駄にはならなかった。
わたしの心は、色んなものを得られたから。


…そんな恋愛ができたことを幸せに思う。



秋との恋愛もそうでありたいと思う。
何をおこがましいことを、と言われても。




菜々 |MAILPhoto


↑エンピツ投票ボタン
My追加
*My登録は非通知です。ごめんなさい*