HALF&HALF




2006年04月09日(日)  秘密



昨日の夕方、とある本を買いに行った。
以前からずっと読みたいなぁと思っていたけれど、
なかなか読む気分になれなくて・・・。
読みたい気分になったのは、映画化されると知ったから。
5月20日に全世界同時公開される。

「ダ・ヴィンチ・コード」

夜9時から読みはじめて、朝8時頃に読みおわった。
よく分からない単語や意味が出てきたものの、
面白くてほぼノンストップで読破できた。

「象徴」という言葉がよく出てくる。
象徴:象的な思想・観念・事物などを、具体的な事物によって
理解しやすい形で表すこと。
また、その表現に用いられたもの。シンボル。
「薔薇・聖杯・M」
この本にはいくつかのキーワードが散りばめられていた。
薔薇にはこんな秘められた言葉が隠されていたのか・・・。
など、いろいろ考えさせられたことがあった。

本でも映画でも、
後味が悪いと途中までがどんなに面白くても好きになれない。
わたしは、過程より結果(結末)を重視している。
後味の悪かった映画といえば、
「ミスティック・リバー」が浮かぶ。
最後がどうしても好きになれなかったというか、
納得ができないままで終わってしまった。
霧がいつまでも目の前にあってすっきりしなかった。

ソフィーが祖父のある行為を目撃する。
わたしにはソフィーの気持ちが苦しいほどよくわかった。
見てはいけないもの、見たくないもの、知りたくないこと。
自分の意思に反して知るというのはとても辛い。
身内であるからこそ「秘密」は見たくない。
身内の行動であるからこそ「秘密」は誰にも言えない。
心の中の一番底にある箱に閉じ込めて貝になるしかない。
誰にも言えない・言ってはいけない。
秘密は相手に重荷を背負わせる。

祖父がした行為について、あることが判明する。
快楽の為ではなくて聖なる儀式だったと・・・。
わたしはその説明だけでは納得できなかったし、
気持ち悪いっていう思いが拭えなかったけれど、
ソフィーの心は変化をしていった。
祖父は聖なる儀式の為にあんなことをしたんだと、
納得できたのかも知れない。

最後になって、ある女性が登場する。
「ジャックと会えたのは時々で秘密の集まりの時だけだった」
祖父の相手は彼女だったのかも知れない。
わたしはやっと自分の中に納得する言葉が見つけられた。


「ダ・ヴィンチ・コード」には、
大好きな映画「レオン」に出ていた、
ジャン・レノが出演するらしい。
早く観たいな〜とても楽しみ☆

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あき☆ミ