My Prime Day's
さとりん



 不倫の事情 〜序章編〜

DaysとVoiceのデザイン変更。
最近レトロがマイブームなんです。

CHINEMAに「COMING TO AMERICA」更新。
相変わらず邦題のセンスのなさには驚き。ERのベントン先生の若い頃が見れますよ。

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雪印に入社した時アタシは22歳。
 
そしてアタシは、

ココにアルバイトにきている大学生の子と遊ぶようになった。 


上村くんとヒロ。 


この2人の大学生に誘われるように、

あたしは毎日遊んでいた。 

2人とも車を持っていたので、

アタシの仕事が終わると、

わざわざ片道2時間もかけてご飯を食べに行ったり、

川に行って遊んだり、

夜中に城にもぐりこんだり、

とにかく毎日毎日明け方まで遊んでた。 

だから、当時のアタシは一睡もせずに会社に行く事は日常茶飯事。 

はっきり言って仕事をなめていたとしか思えない。 
 


そんなある日、上村くんがいつものように話しかけてきた。
 
 
「さとさん。

 今日俺のバイト終わるまで待っててもらっていぃですか?

 ちょっとドライブしません?」 



「ん?別にいぃよー。今日ヒマだし。あれ?ヒロわ?」 


「いや、今日は2人だけなんですけど、ダメですかね?」 


「いぃよいぃよ。オーラィ。んじゃ、お茶でも飲んで待ってるわ」 

 
そんなやり取りがあって、

アタシは1人事務所でお茶を飲んで彼が仕事終わるのを待っていた。 
 
 
「すんません、遅くなりました。えっと、、、じゃぁ行きますか?」
 
 
そう言い、彼は車を出してきた。
 
最近の大学生は金持ちだね。 

なんでこんなエルグランドみたぃなファミリーカーに乗ってるんだろ。 

親のかな?と思って聞いたけど、本人のみたぃだし。 
 
 
アタシたち2人が車に乗り込み3分くらぃ走ったところで 

 
「あの、、付き合ってもらえませんか?」 
 

こんなコトを言われた。 
 

「は?えっと、、、いきなり何?」 
 

「いや、ずっと前から好きだったんですけど」 

 
「うーむ・・・」 
 

「俺じゃダメっすか?」 
 

「あのさ、アタシ社会人じゃん?

 大学生なら同じ学校にいくらでもカワイィ子いるじゃん。

 そっちで選べば?」 

 

「えっとですね、社会人とか学生とかそんな重要ですか?

 ハッキリ言って関係なぃですよ」
 


「うん。そっか。
 
 でもなアタシ大学生とは付き合う気なぃんだよね。

 すまんね」 


 
そう言ってアタシは断った。 

告白されて断るまでの時間、、、15分ほど。 

なのに片道2時間以上延々とドライブしながら説得されるのは何事だ!?
 
軽く監禁。
 
だって県飛び越えてますから。
 

 
だけど、そんなことを平気で言っておきながら、

アタシは3日後ヒロと付き合う事にした。(告られたから)
 
実はアレからまるでゲームの標的のように

7人くらぃの大学生たちから告白された。

たぶん「誰が落とせるか」みたぃなコトでも

やっていたのだろう。 (失礼極まりない)


そしてアタシは、大学生とは付き合う気なぃとか言ってたけど


「上村が、さとさんを連れ出したって聞いて

 絶対告白したんだろうなって思って。

 だから俺焦ってさ、、、」



そんなふぅに言ってくれたヒロを、

なんとなくイィな〜って思ってしまったので 

あっさりOK。
 
まぁ、アタシなんてしょせんこんなもん。 


 
ちなみに初めての年下の彼氏。 (3個下)
 
背は180センチ以上、

なかなかスタイル良い、

オシャレさん。 

実家は大きな大きな建設会社を経営してて、

かなーりのかねもっち。 

 
そんなヒロなので、金銭的にも外見的にも全く年下に見えなかった。 
 
 
会社からヒロのマンションまで車で5分ほど。
 
そしてアタシの実家がヒロの家の通り道ってこともあり、

毎日毎日アタシたちは会ってた。 

 
まだあの雪印の不正もなかった頃、

毎日17時には仕事が終わっていたので、

アタシの生活はもはや大学生並。 


その足でヒロのマンションに行き、

ご飯を食べエッチして夜中に帰宅するっていう毎日が続いてた。 
 
 


そんな大好きな大好きな大好きだったヒロ。 

このトキ、アタシたちは付き合って1年と半年をむかえていた。 

そして絶対この人と結婚するんだって、

当時は何の疑いもなく思ってた。 
 
 
 
だけど、実はアタシは雪印に入社した当初、

気になっていた人がいたのだ。 


マサという1個上の男。 


入社したばかりの右も左もわからなぃアタシに1番最初に話しかけてくれ、

そんな些細な事がきっかけでアタシは彼に好意を抱いた。 
 

2人が話す内容はとても楽しくって、

笑いが耐えない。 

アタシたちは笑うツボが一緒だった。 
 



そして、この年齢になると必ずチェックする左手の薬指。 
 
うん。指輪はなぃ。 
 
アタシは安心してこの人を好きになろうとした。 
 
 


いつものように休憩時間に2人で話しをしている時のこと。 
 


「ねぇねぇ、駅前にさビーズ専門店あるじゃん?

 知ってる?ココって内装のデザインが世界的に有名なんだよ。

 NYで出版されてる世界の建築デザインを紹介している雑誌に

 載ってたんだって。」 


 
「お〜俺ソコ先週行ったわ」 
 
 


フツーの会話。

傍からみれば、フツーに聞き流してしまぅであろう会話。 
 


でもね、そのビーズ専門店、どうみても興味なぃでしょ? 

ってか、男1人で行くようなお店じゃなぃし・・・。 




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このトキ、アタシの頭は真っ白だった。 

愛想笑いをすることも出来ず、

ただただ無表情だったと思う。 
 
 
そして、今では愛して病まないヒロだけど、

実はアタシはこの事実から逃げようとするためにヒロと付き合ったのだ。 






2005年09月20日(火)
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