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2005年09月17日(土)
ディープブルー


今テレビでディープブルーの
DVDのCMをやっていました。

今日は他人の秘密の一つを
ちょこっとだけ告白したいと思います。



以前付き合った彼女の話。

小学生のとき、遠足とかについてくる
写真屋のお兄さんのことが好きだったんだ。

そういうイベントの時くらいしか
会う機会はないんだけど、
その人のことが本当に好きだったんだ。

中学生になるとその写真屋さんと
会うことはなくなったんだけど、
中学2年生になったころ、
写真屋さんが亡くなった噂を聞いた。

彼は写真を撮りにスキューバで海に潜って、
どう手違いがあったのか詳しくは知らないけれど、
結果的に帰らない人になった。

そのことは地方紙の後ろの方に
小さく載って名前も確認できたから、
その噂は本当だった。



それ以来、彼女は写真屋さん以上に異性を
好きになることができなかった。

好きになるという感情を
ずっと封印することに努めてきた。

テーブルにこぼれた水滴に見入って、
何も考えることができなくなった。

写真屋さんの写真屋の住所を調べて
そこの近くまで行った。

電車を一人で乗り継いで、写真屋さんが
発見されたダイビングスポットの島まで小旅行した。

失うことを恐れて、前へ進むことを止めた。

私に出会うまでは。





というところで今日は終わり。
また次回に乞うご期待、ということで。

…とは言うものの、単なる個人的な思い出話なので、
自己満足以外の何ものでもないか。

ま、所詮は日記ということでご勘弁を。




エンピツ