イカとエビの入った海鮮シチューを作ることにしました。
まず玉ねぎといっしょに煮てたら煮汁がだんだん赤くなり、 魔女がでかい鍋で作るような怪しい液体みたいになってきました。
使うルーが豆乳コーンなんたらシチューとかいうやつで黄色い色をしてたから、 これでなんとかごまかせるかなぁと楽観的に見てたんだけど、 それくらいじゃぜんぜん赤は収まらなくて、 いよいよ雲行きが怪しくなってきました。
結局できあがったのは、小豆色みたいな液体に ブロッコリーとイカの足が飛び出ている、 ほんとに魔女みたいなシチューでした。
目をつむって食べれば、 シーフードな香りのするまともな味のシチューなんだけど…。
磯の香りの魔女シチューとあわせて作ったのは余りもの炒め。
えっと、食材は、ブロッコリーの柄の部分と、手のひらくらいの鶏レバーと、 ひょろりとしたゴボウ…まさにザ・アマリモノです。
彼女がレバーをあまり好きではなくて 食べるなら甘辛いのがいいと言っていたので、 とりあえずキンピラっぽくしょう油と唐辛子と砂糖でやってみました。
しかし、個性豊か過ぎる食材たちをまとめるにはかなり役不足なようで、 ぜんぜんおいしくない、食べられない。
困り果てた挙句、最終兵器の豆板醤を投入して事態の収拾を図りました。
ちょっと入れすぎた感はあったけど、意外とこれが当たりで、 豆板醤の辛さがうるさすぎる連中をなんとか食べられるようにしてくれました。
ようやった、豆板醤。
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