カナダ。温泉で混浴、ほか。 - 2005年10月15日(土) 前日のバーでのハイテンションが残る中目が覚めた。 思い出しては楽しかった思いと、ちょっと恥ずかしい思いがこみ上げた。 あのテンションは日本じゃありえない。 日本であんな場にいたら、きっと冷めた目で飲んでるから。 今日は自由行動日。 朝10時にホテルを出たけど、日本の北海道よりも緯度の高いし、それも高地のバンフでは、まだ7時くらいの気候。 太陽は低く、まぶしいオレンジ色の日差しが斜めにさして、空気は澄んでて、空は青い。 ちょうど週末だったこともあって、人通りも少ない。 通りをランニングする人、自転車にまたがり颯爽と駆け抜ける人、湯気立つコーヒーを片手に歩く人。 キョロキョロと視線も落ち着かず街を歩くあたしを、友人が手を引く。 ダウンタウンを外れて、川沿いの林道に入った。 あちこちからチチチチッとかキキキキッとかリスの鳴く声が響く。 カサカサと葉が擦れる音がする方を見ると、リスがいた!!! 日本ではケージに入ってないリスにお目にかかれる機会はそうない。 歩いてゆくにつれて人気は消えて、見知らぬ鳥や姿は見せない動物たちに囲まれてた。 途中からは乗馬をする観光客に出会ったり、家族で散歩する人たちにすれ違う。 ぱっと目を合わせて、自然とGood morning♪と声をかけたりできる。 日本じゃ時間がないことを理由にそんなことしないのに。 日本でもトレッキングにでかけると自然と挨拶できたりするし、やっぱり人間、自分を休ませる時間を作って余裕をもたないと。 人間的に磨り減ってしまう。 散歩して周辺施設を巡って、バスに乗って温泉へ。 …なのに、バスに乗り間違えた。 ドライバーさんに事情を話をして、乗ったバス停でまた降ろしてもらった。 どのバスに乗るかも詳しく教えてくれた上に、無料乗車チケットをくれた。 マジでありがとう。 やっとの思いでついた温泉は、水着着用での混浴。 温泉プールみたいな感じだった。 外気温は約13〜14℃で、水温は約40℃ 外に出ると寒いけど、ずっと浸かってるには熱い。 それを繰り返してるとのぼせる感じ。 硫黄を意味するサルファーの名を持つ、サルファー・マウンテンの中腹。 先住民の時代から存在する温泉が湧出する山で、今は温泉施設がある。 バンフの街を囲む山々が間近に迫って、迫力は抜群だった。 それと同時に、皆さんのスタイルの眩いこと。 若い人はバランスよくお肉が付いてて、ウエストはキュッて感じ。 でもそれはほんの一部分で、横におっきい人の多いこと。 そしてそれを惜しげもなく見せてくれます。 洋服を着ると隠れるものも、水着になって見せられちゃうと、こっちが恐縮いたします。 ダウンタウンの洋服屋さんでMサイズ(日本でのLサイズ)すら探すのが難しいのも納得。 引っ張り出しても、引っ張り出しても、Lサイズの上を表示するXが並ぶわけだ。 自分のことを棚に上げてそんなことを思ってると、向こうからおじさんが。 「やあ、君たち観光客?」 と話しかけられた。 友人と2人で、この人誰だろう?といぶかしげな雰囲気で返事をした。 なんだか馴れ馴れしく話を始めてくるから、お湯が熱いことを理由にプールの縁に腰掛けて逃げた。 こんなスタイルの悪い女の姿の何がいいんだい??苦笑 東洋人フェチですか? 気味が悪くて倦厭がちに会話をしてると、写真を撮ろうと言い出した。 うんざりして、友人と2人だけで話がしたいから、もう2人にさせてくれと、強めに追い払った。 そしたら最後に写真だけ撮って、どうやら諦めたようだった。 なにやら彼も観光客だったようで、出身はスロバキアと言ってたっけ。 …もしあたしと友人の水着写真がスロバキアで出回ってたら国際問題で訴えてやるぅ!! 温泉ののぼせとわずらわしさで、余計に疲れた。 温泉とは言っても、公衆温泉プールのようで塩素がきつかった。 塩素の匂いがいつまでも取れなくて、余計にお肌カサカサ…。泣 景色は良かったけど、いい経験をさせていただきました。 英語であんなに語調強くしゃべる機会はそうないと思うので。 ダウンタウンに戻ってお買い物♪ その前に腹ごしらえとして、ファストフードのサブウェイに入った。 通常サイズのを見せてもらったら、日本の約2倍。 友人と度肝を抜かれて、それを半分にしてもらった。 そのおかげでリーズナブルに済んで、ちょっとハッピー。 よくあるカルチャーショックですね。 そのあとはお買い物して、今日は昨日とは別のバーへ。 昨日と同じバーに行ってみたい気持ちもあったけど、もしもまた彼らに会えてまた話をすることができたら、今度こそ依存してしまいそうだから止めた。 旅のいい思い出に留めておこう。 今夜のバーは、落ち着いててしっかり料理も楽しめるレストラン・バーだった。 カナダのビールを片手に、友人とのんびりおしゃべり。 そこでふと考えてたこと。 離れている間に、あたしは随分と大人のオンナへと背伸びする性格になった。 理論的な裏と感情的な表がはっきりしたオンナになった。 独り暮らしを始めてからの大学生活、こんなに連日おしゃべりする時間を持ったことがなかった。 一方の友人は、今も家族と一緒に暮らしていて実家から大学へも通っている。 同じ部活で3年間共に練習に励み、一年の約350日は一緒にいた仲間。 こんなにも違っちゃうんだ。 独りで考える時間て、重要なんだ。 でもそれを独りで抱え込むようになっちゃいけないんだ。 もっと素直にありたい。 カナダに来てまでそんなことを考えてた。 そして、酷いことにこの日久しぶりに彼氏のハチのことを想った。 -
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