私の雑記帳
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2013年05月29日(水) |
「おのれナポレオン」粗筋3 |
(3)
じゃあ犯人は誰?ということになる。
総督が、 ナポレオンをパリに帰したくない人物で、 パリからの手紙のことを信じているのは誰だ?と言い。
「誰ですか?」というアントンマルキ先生に、 「察しの悪い奴だなぁ」と言いながら舞台奥へはけていくモントロン。
ロウ総督は、アルヴィーヌだと断定。
上手花道の階段前に座っていたアルヴィーヌは、 泣き笑いで力なく 「手紙は嘘だったんですね」と言う。
「どうして殺そうと思ったのか?」と訊いたのは、総督?先生?
アルヴィーヌは「もちろん愛していたからですわ」と言う。
「飛躍しすぎていてよくわからないんだけど」と アントンマルキ先生に言われて、 陛下に魅せられたときのことを話し始める。
ここで、ブンチャッチャ♪ブンチャッチャ♪と 少し変な調子のギターを弾きながらのモントロンと、 打楽器のお二人が登場。
テレビでも流れた、陛下とアルヴィーヌのフラメンコのシーンです。
モントロンから陛下の愛人になるように言われていたのだけれど、と。
二人きりのダンスパーティでの、 陛下のダンスがとても素敵だった、との言葉が続き。
ギターがフラメンコの前奏に変わり (ここのストローク、コード進行が、 丸投げの「ミートスパゲティ」によく似てた。笑)、 陛下とアルヴィーヌが踊り始める。 ここの最後が、アルヴィーヌの言う「ボンボヤ―ジュ!」 天海さんのときは笑いがどっと起き、拍手!ということもありました。
そして、私は陛下の子供を産んだ。 名前はジョセフィーヌ。 短い命だったけど。 みたいな話だったと思います。
このあたりでモントロンはギターを 打楽器の方に渡し、下がりなさいと指示。 モントロンだけがそこに残ります。
ある日陛下が、 パリから手紙が来た。パリへ帰るぞ。 と言息せき切って話してくれた。 手紙も見せてくれた。 陛下がパリに戻りたい気持ちを誰よりもわかっていた 自分は、「おめでとうございます!」と言うしかない。
嬉々としている陛下は 「パリに戻ったら妃に・・・」と言ってくれた。 でも。
「パリには私の居場所はない」 「だからパリには行かせない」 と話し。
モントロンに、何故話してくれなかったの?と問うと、 言ったらお前は陛下に話しただろう?と言われてしまう。
ここでロウ総督が挙手「はい」
「はい」と指さすモントロン。
総督は「毒殺は毒薬辞典から?」と質問。
初めは毒殺を考えていたのではなかった と話すアルヴィーヌ。
ここからは再現シーン。
モントロンに陛下を殺害してほしいと、 紐を渡して頼む。
陛下を殺して、遺言状を書き換えて、 財産をいただきましょう、と 持ちかける。
でも、モントロンは「そのことはもういい」と言う。
「お願い!殺して!!」と懇願し続ける妻の姿に、 「とーしたんだ?!」と言うモントロン。 理由はわからないけれど、 自分の女房が陛下を殺して!と言ってる。 悪い気はしなかったと話す。
決行の夜。 陛下がアルヴィーヌに、 もう寝るからモリエールの「病は気から」を読んで、 と言う。 モントロンには下がれと言い。 モントロンは下がったふりをして、物陰へ。
読み始めてすぐに寝てしまった陛下を ベットに横にし、枕で顔を抑えたアルヴィーヌ。 陛下はジタバタし、はねのけ、 「死んじゃうじゃないの―!」 「性癖ではすまされませんよ」と言ってる。
そのあとは、絞殺未遂→撲殺未遂→再びの、絞殺未遂、 と再現されていく。
絞殺のシーンでは、そのたびに、 陛下は首にひもを巻き付けたまま (野田さんは自分の首の前のところに手を入れている)、 モントロンは陛下のすぐ後ろにいて、 その両端を力いっぱいひっぱっているように見せながら、 必死の形相で、一緒に舞台を走り回る。 客席寸前の舞台の端まで走ってきてました。 モントロンが陛下が走って行く方向に、 いつも紐を引っ張っているように見せながら走って行くのは、 とても大変で難しい、二人の息が合わなければできないこと だったろうと思います。
この直後のモントロンはいつも肩で息をしてました。 シーンとしてもそれでよく、でも、 あの方にとってそれは珍しいことかと。
撲殺未遂の方は。 同じくモリエールを読むアルヴィーヌ。 読みながらモントロンにそこにある鈍器で 陛下の頭を殴れとジャスチャー。
わかったと頷き、燭台?をさも重そうに両手で持ってきて、 いかにもそれが当たったかのような音を 舞台を踏みならす音で表現してたモントロン。
ワザが炸裂してたと思います。いろいろと。
肉体訓練を欠かさなかった陛下は 「いつしか強靭な肉体となっていた」(byモントロン)ので、 一度気を失っても、意識を取り戻してしまう。 しかも、何をされたのかを覚えておらず、 へらへらと笑ってる。 「なんだっけ?」 「ま、いーか!」とか。
モントロンが「ほんとに覚えてねーのかよ!」と言うと、 その剣幕に陛下は 「あ?(私は)また何かやらかしましたか?」みたいなことを言ったり。
陛下が復活するたびに、その復活の仕方と、 モントロン夫妻のうろたえ方や 陛下と夫妻とのやりとりが面白くて、 笑ってしまうシーンになっていましたが。
本当に殺したいわけじゃない二人は、 二度目の絞殺未遂のあと、 陛下に「あ゛れ゛ぇ?」と言われるたびに、 怯えて、陛下とは目を合わせられず、 そっぽを向き切れてもいない表情をしていました。 肩を委縮させて。 陛下は二人の間に立ち、二人の手を握って、 首絞めた?と訊いてる。 茶化してるというか、ふざけてる調子で。
陛下はふと思いつき(きっとお見通しだったのでしょう)、 マルシャンを呼び、お風呂に入ると言って、 去って行った。
あとに残された二人。 最後の絞殺未遂のとき、 モントロンに「おまえも手伝え!」と言われて 片方の端を持ち引っ張ったアルヴィーヌ。 倒れる直前に自分の方を向かれて、目が合った。 最後に手を握り、訊かれた。 それらを思い出してか、 陛下がいなくなるとすぐに、 「ごわい゛!」とモントロンの肩に抱きつく。 ここも笑いのシーンになってた。
そんなわけで、 「陛下は並大抵のことでは死なないとわかりました」 (でしたっけ?ここも笑いどころでした) とアルヴィーヌ。
そこで。 毒薬辞典をたまたま見つけ、 そこに書かれている ヒ素で少しずつ弱らせていく方法を、 ワインにヒ素を入れるやり方で実行した。
「でもよかった。陛下が死ななくて。」 「チプリアーニには悪いことをしたけど、自業自得よね」 と泣き笑いのアルヴィーヌの頬を、 ズカズカと近づいた総督がビンタ!
内野さんが自分の手を振り上げた手で叩いて 音を出してました。
「妻に手荒なまねはしないでもらいたい」とモントロン。
何で叩いたんですか?と訊くアントンマルキ先生に、 「わからん!」 「よくわからんけど・・・よくわからん」 自分のしたことに呆然としている総督。
泣きながら走り去る(いったん後ろ奥へはける)アルヴィーヌ。
ロウ総督の下した命令は、 チプリアーニの件は不問。 ただし、陛下のそばに置いておくのは危険なアルヴィーヌは、 パリへ送還する。 陛下には体調を崩したからだと言っておくように。 というものでした。
モントロンはおれも一緒に帰国していいか?と訊きますが、 お前は最後までナポレオンの世話をしろ。 それが償いだと宣告された。
娘を抱き、帰国の途につこうとする、 マントを着たアルヴィーヌが正面奥から登場。 舞台下手の花道の方に去って行く途中、 マルシャンと潮干狩りに行く陛下とすれ違うものの、 一言「達者でな」と言われただけ。 悲しみの中、アルヴィーヌは去って行きました。
アントンマルキ先生が、 しかしナポレオンが実際に亡くなったのはその1年後で、 だとすれば、本当の死因は何なのか? 殺したとすれば犯人は誰なのか?と、 これからのことをイントロダクション。
アントンマルキ先生の言葉を継いで、 モントロンがナポレオンの亡くなる数日前からの出来事を 話し始める。 「ようやく陛下が亡くなったときのことを話すときが来たね」 (でしたっけ?んーーーー、言葉が重なってて変ですぅ-_-)
マルシャンに手伝ってもらいながら、 よたよたとベットに向かう陛下に歩み寄るモントロン。
モ「お加減はいかがですか」 ナ「あまりよくない」 マ「ずっとこんな調子なのです」 モ「なにか欲しいものは?」 ナ「・・・(少し考えて) フランス」 モ「それはご自分でなんとかしてください」
ここも笑いどころになってました。 テレビで流れたゲネプロ映像にありましたね。
ベッドに横になった陛下。 アントンマルキ先生が診察にやってくる。
診終わったところでモントロンが先生に 「本当のところはどうなんですか?」と尋ねると、 「あまりよくないですねぇ」と、 薬は一時しのぎだと、もう長くはないと話す。
そして。 ア「吐酒石を与えてみましょうか。胃がすっきりするでしょうから」 モ「としゅせき?」 ↑ 中のお方はいつも丁寧に発音しておられました。
マ「陛下はその味があまりお好きではないのです」 ア「レモネードに溶かして・・・」
ということになり、先生とマルシャンは 吐酒石入りレモネードの用意に行く。
陛下の状態が落ち着いているので、 ベッドそばの椅子でうたた寝をするモントロン。 ↑ このうたた寝のコクリコクリが、 上半身の傾き方と言い、揺れ方と言い、 すごくうまいんです、シャルルさん。
夜中に目を覚ました陛下がが「誰か―!」と声を出し、 モントロンは目を覚まし、 「私がおります」と近づきながらマルシャンを呼ぶと、 マルシャンがレモネード入りのグラスを持ってきました。
グラスを受け取ると、マルシャンに首で下がれと合図する モントロン。
「レモネードを呑みますか?胃がスッキリしますよ」 と訊くと、 いただこう、と言う。
ここからはモントロンの見せ場でございます。
「こんな時が来るとは思わなかった」と言い、 いまこそ積年のナポレオンへの恨みを晴らそうと決意。
椅子に腰かけ足を組み、グラスをぶらぶらさせながら、 「人にものを頼むときはそれ相応の礼儀ってものがあるでしょう。」 と言いだす。
陛下は「何言ってんだ、お前?」
陛下に近づいたモントロンは、 陛下の頭をぺしっ。
「モントロン!」と怒鳴られると始まった、 モントロンのナポレオンとの過去の話。
9歳のときにナポレオンに家庭教師をしてもらった 少年は自分だと話し、 「私は誰です?」
陛下が「ナントカカントカ伯爵の息子のなんとか」 と面倒くさそうに言うと、 モントロンは「ちが〜う!」
17歳のときに中尉になって対面したけれど 覚えていなかったナポレオンの言葉に とても深く傷つけられたと話し、 「私は誰だ?」
陛下が「モントロン中尉」というと、 モントロン「ちが〜う!!」
アルヴィーヌと結婚した時ナポレオンから役職を罷免 されたと話し、 目をむいて「おれは誰だぁ?!」と陛下に迫るモントロン。
陛下が大きな声で 「めんどくせー男だな」と言い (この言葉は、2回目の誰だ?のあとだったような気もします^^;)、 お客さん大笑い。
「おれは誰だ?」コーナーが終わり(笑)、 片手にグラスを持って 陛下のベットの横に立つモントロン。 ベッドから下り向き合って 「思い出しました」という陛下。
素のような笑い声になりながらモントロンが 「いいや、思い出してない」と言うと、 「そう、思い出してません」みたく陛下は正直に言う。
ここもお客さんは笑ってる。 いつもわかんなかったですよね、 モントロンが笑いだすとそれがあまりにも 素で笑ってるようで。
「い〜んだよ、お前はそれで!」とモントロン。
そして、モントロンの、 グラスを持っての、マジックのようなパフォーマンス のお時間でございます!
わざと唇を噛んだりしながら、 グラスをくるりと一回転。 すかさず入る陛下の「それこぼれてると思うよ」
聞こえなかったかのように、グラスを振り回してる。 そして、グラスを持ったままの、 アン・ドゥ・トロワでピルエットの2回転or3回転。 シャルルさんは、お客さんから拍手をいただいていました。
公演再開後は、このあと、 グラスの中味を天に放り上げ、グラスで受け取るというマイム も加わっていました。
マイムの辺りでしょうか。 陛下はここまでじらされて、 そんなことをするのは遺産が欲しいからだろうと言いだし、 枕元に置いていた遺言書を書き換えて、 「ええぃ、持ってけ、ドロボー!」と床に叩きつける。
そのことに気づいたモントロンは拾い、 中の文字を見つめる。
だからレモネードをちょうだい、という陛下にグラスを差し出す。 (遺言書に気を取られてるままに、腕だけ少し伸ばして渡す)
咳込みながらぐびぐびと飲み干した陛下は横になる。
一旦はどうでもよくなっていた遺産が手に入ったと 話すモントロン。
「遺産と引き換えに手に入れた1杯のレモネードで、 ナポレオンは眠った」 の言葉とともに、モントロンは去っていく。
次に現れたのは、 アントンマルキ先生とロウ総督。
二人でベッドの陛下の顔のそばまで行って、 覗きこんでる。
ロウ総督がこちらの声は聞こえているのか?と訊くと、 先生は「聞こえているのかいないのか?」と答える。
総督が席を外してくれないかと言うので、 先生は下がる。
ベッド横に持ってきた椅子に座り、 総督はナポレオンに話しかける。
皇帝まで上りつめたのに 今はこんな簡易ベッドに横たわって死を迎えるなんて、 哀れなものだなと呟く総督。
やがてイギリスにもどり、遠い将来年老いてから、 私が周りに自慢するのは、 あなたと、あのナポレオンと、チェスで対戦したことだと 言う。
たった一度の対戦だったけど、 ナポレオンの打つ手は素晴らしかった。 「私は完膚なきまでに打ちのめされた」
あとから、あのナポレオンと私は対戦したのだと 「感動に震えた」とか、「涙を流した」とか言いながら、 感慨に浸っていた総督に。
「感動に震えたんだ〜」とナポレオンの声。 えっ?!とたじろぐ総督に、 起き上がりながらさらに 「泣いたんだ〜」と笑い顔で言う陛下。
肩で息をしながらも 「では、これからは皇帝陛下と呼んでもらおう」 と言われて頭に血が上った総督は、 なぜか陛下の首を両手で締める。
数秒のち「何をするんだ!」と 上手花道からすっ飛んできたモントロン。
総督をその場からひきはがすと、 首の形の両手のままの総督は 「首のサイズを図ってたんだ」と言い張る。
「帰れ!」とモントロンに言われて去りながらも、 「何色がいいかなぁ?」 「赤、黄色、ピンクなんかどうかな?」と言い続けたところで、 モントロンに「うるせー!」と一喝される。
ここも大笑いでした。
ベッドに横たわる陛下。
「そして、その日の午後、陛下は呆気なくこの世を去った」 と語るモントロン。
陛下は少し起き上がり、 「部隊・・・さがれー」と言って、 ぱたりとこと切れる。
ここで陛下が寝たままのベッドを、 ベッドの骨組みの形の銀色のシートで覆ってしまう モントロン。
登場したアントンマルキ先生とロウ総督との3人でお話。
「最後は苦しまなくてよかったのでは」 というアントンマルキ先生。
総督が遺体を解剖すると言うと、 モントロンが「フランス人の感情を逆なですることになりませんか?」 と抗議。
総督はアントンマルキ先生に 「やましいところがなければ、解剖すればいいではないか」 と言う。
ここの話の展開の記憶が今ひとつ定かではありません。
総督が、アントンマルキ先生が吐酒石を飲ませたことを ほんとによかったのか?と言い始める。 吐酒石は劇薬だろうと。
陛下の体内からヒ素は消えたと判断したから与えたんだと 言う先生に、 ナポレオンの体内に本当にヒ素は残ってなかったのか?と 念を押す総督。
二人のやりとりを聴いていたモントロンは仁王立ちになり、 「じゃあ、陛下はお前の医療ミスで死んだのか?」と言いながら 目をむいて先生を見ると、 先生は「えぇぇぇぇぇ〜〜〜っ!」と叫びながらおののき、 モントロンに「その目はやめろー!」と叫ぶとこがありました。
ここもその目はやめろーの寸前まで、 どこかのテレビ番組のゲネプロ映像にありました。
先生は「解剖しようじゃないか」と言いだす。 モントロンが「ほんとにいいのか?」と訊くと、 「やめますか」と翻す。
このあたりで、20年後の姿のアルヴィーヌが登場し、 舞台下手奥に置いた椅子に座っている。
モントロンは先生のせいにするつもりはない、と言う。 アルヴィーヌが陛下に毒を盛り (アルヴィーヌがうしろで手をあげてる)、 先生が吐酒石を与え(処方し?)、 俺がそれの入ったレモネードを飲ませた。 「寄ってたかって、陛下を殺したんだ」(みたいなこと)と 言い切るモントロン。
すると、 「そして私がそのことを闇に葬る」と総督が言い、 二人はえっ?!と総督を見る。
「解剖は行う。ただし、死因はもう決まっている。 ナポレオンは胃がんで死んだのだ」 と言う総督に、 「もみ消すおつもりですか?」と訊くモントロン。 「英雄には英雄にふさわしい最後がある」と答える総督。
「それがいいかもしれない」と呟くアントンマルキ先生に、 「お前が言うな」と総督の方を見たままのモントロンが 突っ込みを入れる。
「では解剖を」と総督が言い、 3人は舞台からはけるのですが、 アントンマルキ先生が多分下手花道にはけたあと、 舞台後方へ歩いて行く総督の足が止まる。
先に同じ方向へ歩いていたモントロンが 「どうしました?」と訊くと、 「毒薬辞典」と呟く。 あれは誰が島に持ち込んだんだろうと言いだす。
モントロンは自分ではないと言う。 アルヴィーヌも私じゃないと言ってた。 「では誰が?」
モントロンが 「そんな小さなことはどうでもいいじゃないか、探偵さん」 と声をかけ、そのまま二人は下がる。 総督は納得のいかない顔のまま。
この3人の会話の途中、マルシャンが、 ベッドの覆いを外すのですが、ベッドにはもう誰もいない。 マルシャンは簡易ベッドを片付けてしまう。
一人残ったアルヴィーヌが舞台中央を前に歩いて来ながら、 冒頭導入部同様に、 舞台の一番前にいる(ことになってる)ヴィクトールに 「これがナポレオンの死についての(真相の?)すべてです。」 と話しかける。
アルヴィーヌが立ちあがった瞬間から、 舞台の上は20年後のパリ。
マルシャンは従僕の姿のまま、 一度片付けた長椅子を再び舞台の一番前に置いて下がる。
鼻の前で人差し指を左右に振りながら、 「でも、すべてではないとも言える。」
ヴィクトールに、マルシャンを訪ねてごらんなさい、 と言うアルヴィーヌ。 今はずい分と羽振りがいいみたいですよ、と。
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