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あみの秘密日記
水城あみ

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2004年11月10日(水)
放課後はスキャンダル。



朝っぱらから、ミルキーを 食べてたんです。

歯に くっついちゃって なかなか取れねぇ〜ぢゃん!!

そんな 14歳の朝。





みおが、人間ばなれした顔で 私の所へ来て こう言いました。



みお 「ねぇ 相談に乗って欲しいコトが あるんだけど。」

あみ 「お金? 持ってないよ。全くないよ。すっからかん。
    だって、普通じゃないモノ、珍しいくらい 持ってないモノ
    今も、どっかにお金が 落ちてないかなぁ〜って
    下向いて 歩いて来たんだからさぁ〜」






みお 「誰が、お金貸して なんて言ったのよ。」

あみ 「違うの?」

みお 「違うよ。彼のコトなんだけど。」





あみ 「彼? あぁ〜 あのハーモニカ男のコト?」

みお 「そうそう。
    あの男と別れたいんだけど、別れてくれないんだよね。    
    それに今、ストカーされてんのよ。」








(゜〇゜;)ストーカー???





ヤヴァイじゃん!!

殺されちゃうカモじゃん!!







あみ 「相談って?」

みお 「たぶん今日も駅で 私を待ってると 思うから、はっきり
    言ってやりたいの。1人じゃ怖いから あみについて
    来て 欲しいんだけど。」









(゜Д゜) なんだとー!!







いやだなぁ〜

いやにも程があるよ。

だって命懸じゃない。








○○駅へ行ってみると いました。

オレンジ色のポロシャツに G パン そして、深緑色のバッグを

肩にかけた ダサイ男が ポツンと立っていました。







みお 「ねぇ もう私を待つのは、止めて欲しいの
    あなたと別れたいんです。」


彼  「あはは。。。
    またその話? みお。人間はね 弱い生き物なんだよ。
    今の君には、僕が必要なんだ。君の隣りに僕が
    いなければ 誰が君の涙を 拭いてやるんだい?」







みお 「自分で拭くから そんなコト あなたが心配しなくても
    いいんです。
    もうこれ以上 私につきまとうのは、止めて下さい。」



彼  「全く困った 仔猫ちゃんだね。
    お仕置きを しなくちゃいけないね。」







あみ 「あの みおは、あなたと別れたいと 言ってるんですよ。
    解ってもらえませんか?」


彼  「この子は、本気で言ってるんじゃないんだよ
    時々こうやって僕を 困らせて喜んでいるだけなんだ。
    これは、ちょっとしたゲームさ。君は、余計な事
    を言わなくて いいんだよ。」







みお 「はっきり言います。
    私、あなたと 本気で別れたいの。
    だって、あなたといても つまんないんだモン。」








彼は、無言で 深緑色のバッグから 小さなハーモニカを 取り出し

自ら作曲したと思われる 訳の解らない曲を 演奏したのです。






私達が ポッカ〜ンとしてると、






通りすがりの こきたねぇ〜オヤジが こう言いました。

「うっせーなぁ!! 下手くそ!!」







すると彼は、目にいっぱい涙を溜めながら こう言ったのです。

彼 「この曲は、みおの為に僕が作った曲だよ。」






オヤジ 「うっせー!って言ってんだろ!?
     止めねぇ〜と そのハーモニカぶち壊すぞ!!」






それでも彼は、目に涙をいっぱい溜めながら ハーモニカを

吹くのを止めなかったので、オヤジは、ポケットから

小石を取り出し 彼に向かって投げたのです。










ヽ(*゜O゜)ノ すっげぇ〜!!






彼は、逃げるように 走って何処かへ 行ってしまいました。






オヤジ 「お姉ちゃん達 自分を守るために ポケットに
     小石を持ってると 役に立つよ。」




と言って オヤジも 何処かへ 行ってしまいました。



さすらいの こきたねぇ〜オヤジ かっくいい!!

ぱちくり!!