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あみの秘密日記
水城あみ

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2005年04月13日(水)
私の精一杯。




黙って座っていては 何も起こらない。

小さい世界で 満足していては そこで腐ってしまう。

動いてみよう。

きっと 空気が 変わるはず。

回りの空気も動く。

そして、

私の空気も動く。。。。










亀子 「あっ! 100円 みっけ!!」


あみ 「あっ! 私も 100円 見つけた!!」







亀子 「こんな所にも 100円!!」


あみ 「うっひょ〜〜!! こんな所にも
    これは、100円じゃないよ 500円ぢゃん!!」









全部で、800円 落ちてるじゃないですか。






亀子 「800円 ありますよ。」


あみ 「ねぇ 亀子! 近くに誰かいる?」


亀子 「誰も いません。」 








あみ 「犬は?」


亀子 「いません。」 





あみ 「猫は?」


亀子 「いません。」 






あみ 「鳩は?」


亀子 「いません。」 





あみ 「絶対に?」


亀子 「絶対に。」  





あみ 「亀子! ちょっと 走ってみない?」


亀子 「はい! ちょっと 走ってみます。」 ぱちくり!!








私と亀子は、走りました。


陸上選手のように、走り続けたのです。










亀子 「先輩! もうだめです。 はぁはぁ。」


あみ 「私も だめ はぁはぁ。」







もう 何の心配も ないのです。

てか、陸上選手のように 走ってしまった事が


何気に、今になって 恥ずかしさが 込み上げてくるのです。


何もそこまで しなくても 良かったのでは ないかと、

反省したのです。









あみ 「ねぇ このお金 どうしたら いいと思う?」


亀子 「警察に届けても 落とした人は、来ないと思うので
    私達のモノに してしまうって言うのは、どうですか?」





あみ 「このお金 ヤバイお金じゃないよね?」


亀子 「先輩! 何 びびってるんですか?
    800円 ぽっちで 動揺しないで下さいよ。
    大丈夫ですよ。」






あみ 「だよね。
    じゃ ふたりの秘密ね。」



亀子 「そうですよ。 黙ってれば 解らないんですから。」







あみ 「んじゃ 400円 ずつね。」


亀子 「あっ! ヤバイ!!」







あみ 「にゃに!? どうひたの?」


亀子 「お父さんだ!!」





あみ 「お母さんと 離婚したばかりの お父さん?」


亀子 「そうですよ。 逃げましょうよ。」






あみ 「何で? お父さんなのに?」


亀子 「取られたら どうするんですか?」






あみ 「娘のお金なんて、取らないでしょ?」


亀子 「それが、取るんですよ。 さぁ 走りますよ。」










ドンッ!!








うぁぁぁ〜〜!!










また私は、亀子と 走ったのです。

さっき あんなに 反省したのに、またこりもせず 陸上選手のように

走っている自分が そこにいたのです。






あみ 「亀子! もういいんじゃないの? はぁはぁ」


亀子 「何 のんびりした事 言っちゃてるんですか
    後ろ 見て下さいよ。
    追いかけて 来てるじゃないですか はぁはぁ」 








やり切れない 気持ちで、精一杯 走り続けた。

たかが 400円ごときに

何故 こんなにも 走らなければ いけないのか。



ふてくされても 始まらない。


私の夢は、何処にあるのだろう。 はぁはぁ。