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あみの秘密日記
水城あみ

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2005年04月27日(水)
危ない放課後。




学校の 帰り道 友達とも別れ

ひとりに なった時。





後ろから、誰かに つけられている

感じが したのです。







コツコツと 靴の音が、するじゃないですか。

この音は、まさしく 革靴の音。

革靴しか 考えられません。





となると、私をつけてる奴は

きっと、15歳以上23歳未満の 男性だと思うのです。




理由は、勘です。








私の身体は、震えました。

今年1番 震えました。

震え過ぎて、立ってられません。






私は、その場に 座ろうと 思ったけど

座ってる 場合じゃないので、走ったのです。

全力疾走で。







しかも何故か、足を高く上げながら 走ったのです。

たまに、右折したり。

たまに、左折してみたり。


いろんな 道を、走ってみたのです。








そんな努力の かいあって、みごとに 後ろの 男性を

巻いて やりましたよ。







こんなに 努力したのは、3年前の 夏祭りでの


ヨーヨー つかみ取り大会で

3位になった時 以来で しょうか。







自分で自分に 努力賞を あげたいですよ。




お陰様で、迷子に なっちゃったもんにょ〜!!









ここは、一体全体 何処ですか?


そして私は、これから 何処へ 行くべきなのか。






もう ここにいる 意味がない。

そこで私は、誰が いけなかったのか 考えたのです。




私の 後ろにいた アイツぢゃんよ。


だけど私は、アイツの顔を 見ていない。





もっと 良く考えたら。

アイツは、始めっから 私なんて

つけて いなかったのかも しれない。


そう 考えたら 涙が 出てきたよ。






こんなにも早く 家に帰りたいのに

帰れない もどかしさ。





この存在を 虚しさで、消したくないよ。

淋しさだけが、じっとしている。


私の生き方は、間違って いたのだろうか。







そんな事を 考えながら 後ろを 振り返ってみたのです。









眼鏡澤 虫子が、手を振りながら 歩いてる。


アホ丸出しの顔で、微笑んでる。









そう言えば、虫子の 家の近くだったよ。 テヘッ。