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あみの秘密日記
水城あみ

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2005年07月06日(水)
真っ赤な涙。




昨日の 夜の事は、あまり 覚えていない。

寝苦しい 悪夢の 中の 出来事の ように

霞が かかったように しか思い出せない。






父・恭兵と、母・美奈子が、コショコショ話しを してるじゃないですか。




恭兵 「絶対に、何が あっても あみには、言うなよ。」


美奈子 「恭兵こそ、絶対に 言わないでよ。」






恭兵 「何が何でも 言うなよ。」


美奈子 「何が何でも、言うもんですか。」









な、なに?

何が何でもって、なに???





私には、言えない事って 一体なに?





な、

何ごと!?








そこで 私は、考えた。

今年1番 考えた。







もしかしたら 私の、生みの母は 美奈子じゃないと思う。

ホントのお母さんは、どっか 知らない街で 生きているんだと思う。



そして、私の 兄は、山ぴーだと思う。



私の ホントのお母さんと 美奈子は、昔ライバルだったんだと思う。


そして、ホントのお母さんに 恋人を とられたんだと思う。






あるいは、父・恭兵の 愛人の子 なんだと思う。


もしかしたら、私のホントの お父さんは、フランス人だと思う。


まさかと思うけど、フランス人じゃなくて 隣のおじさんなんかじゃ。。。ないと思う。





虚しい。

やるせない。


そうだ!! こんな 妄想は やめよう!!!






とっとと、やめた!!







父・恭兵に 直接 聞いてみた。






あみ 「私のホントの お父さんと お母さんは、何処にいるの?」


恭兵 「な、なんだよ 急に?」






あみ 「何 慌ててんの?
    いいよ。今更 隠さなくても 私は、知ってるから。
    心の 準備は、できてるよ。」



恭兵 「あみの 好きな メロンパン 買って来たぞ!
    食べるだろ?」








あ、怪しい。

話しを 変えた所が、マジ・怪しい。

やっぱ 私は、ホントの 子供じゃないんだ!!







あぁ〜〜!!!

真っ赤な 涙が 出てきそうだよ。


誰も、この気持ち 解りは しないのさ。


幸せだった あの頃の夢に たたずみ。


悲しい 迷路で、出口さえ探せない。


熱い 涙の中に、私は ひとりぼっち。






あぁ〜〜!!!

早く ホントのお父さんに 会いたいな。

そして、抱きしめて もらいたいな。








私の ホントのお父さんは、何処に いるんだろう。。。。












私はきっと、父・恭兵の 大学時代の 先輩の 子供なのよ。

その先輩は、秀才で、美人の、お母さんと 大恋愛を していたんだけど

お父さんの親に 大反対されて、





ふたりは 無理やり 別れさせられて しまったんだわ。





そして、

お父さんと 別れてから お母さんは、お腹の中に私がいる事に 気づき

毎日 泣いていたのに 違いないわ。






それから、

追い詰められた お母さんは、自殺しようとしたんだわ。





そこへ、

父・恭兵が、現れこう言ったのよ。


恭兵 「死んでは、ダメだ!!
    死んだら、君のご両親が 悲しみますよ。」



とか何とか この顔で 言ったんだわ。






そして、

父・恭兵が 何だか 良く解らないけど、私を 引き取ったという


男純情物語。同情編。他人が 困っている時に 見返りも 省みずに

手を 差し伸べるフリをする人間は、みな天使だ天使だ天使なのだの巻。

だったのかぁ〜。







あみ 「ねぇ 私のホントの お父さんと お母さんは、
    どっかで、生きて いるんでしょ?
    何を、言われても 驚かないし、どんな 事実からも
    逃げたりしないから、ホントの事を 言ってよ。




    お〜い 恭兵!!! 吐いてしまえ!! 気が 楽になるぞ!!!

    さぁ〜 吐け!! さぁ〜吐け!!


    恭兵の お母さんは、天国で 泣いてるぞぉ〜〜!!!!」





恭兵 「さっきから、何言ってんの?」


あみ 「だから、私のホントの お父さんと お母さんに 早く会わせろって
    言ってんの!」





恭兵 「ここに、いるだろ!?」


あみ 「何処?」





恭兵 「俺!!」


あみ 「だから、もう 嘘は 言わなくても いいの。
    ホントの事 言ってよ。さっき あみには、絶対に言うなって
    お母さんに 言ってたじゃない。」




恭兵 「えっ!?
    聞いてたの?」



あみ 「うん。」






恭兵 「何だよ。聞いてたのかよ。 参ったな。」


あみ 「だから、もう 隠さなくたって いいんだってば。」






恭兵 「そーか? じゃ 絶対 ひとりじめに するなよ!?」


あみ 「何を?」









恭兵 「夕張メロン。」














にゃにぃぃぃぃ!!!!!!








な、なんなの?



おじさんてば、マジ・私の なんなの????