東京の ある街角で、偶然 丸山さんと 遭遇したのです。
丸山さんは、お母さんと 一緒でした。
これから、お買い物でもするのかな的 雰囲気。
私はと言うと、東京の友達5人で、ぶらぶらと。。。
私の友達は皆、身長が165cm以上で スルム。
おまけに、美人ときたもんだ。
だから、ブスの気持ちが てんで解らない人ばかり。
友1 「ねぇ あそこのブスが、さっきから あみの事 見てるよ。」
あみ 「あの人、私の中学の 同級生だよ。 さっき、挨拶したぢゃん。」
友2 「うっそ〜 じゃ私達と タメ?」
あみ 「そーだよ。」
友3 「じゃさ、あのブスの横にいるのは、お母さん? 双子みたいだけど。」
あみ 「親子だよ。」
友4 「ねぇ 顔だけじゃなくて、性格も悪いんじゃない?あのブス。」
あみ 「ちょっと聞こえるよ。」
丸山さんって、本格的な ブスなんですよ。
だけど、これは しょうがない事なんです。
誰が、悪い訳でも ないのですから。
でも、きっと誰かが 悪いのです。
じゃ一体誰が悪いのか、こんなどーでもいい事を 考え苦しんでいると
丸山さんが、こっちに向かって、走って来るじゃないですか。
あみ 「ちょっと、私達の話し 丸山さんに聞かれちゃったんじゃないの? 怒って、こっちに 来るよ。」
友1 「私は、何も悪い事 言ってないよね?」
友2 「私も、言ってないよ。」
友3 「私だって、言ってないよ。」
友4 「私は、忘れた。」
丸山 「水城さん!! このハートのイヤリング 可愛くない?」
あみ 「えっ!? うん。可愛いね。」
丸山 「じゃ、同じの 買わない?」
何だと!?
いやだよ。
いやに、決まってんぢゃん。
いや過ぎるにも 程があるぢゃんよ。
だってさ、丸山さんと私は 何の関係も ないじゃないですか。
友達でも、恋人でもないもの。
何で、おそろいのイヤリングを 買わなければ いけないのよ。
丸山 「ねぇ 早く買おうよ。」
友1 「あみ 止めなよ。そんな安物 買うの。 イヤリングなんて、自分で買う物じゃないぢゃん。 誰かに、プレゼントしてもらう物ぢゃん。」
友2 「そーだよ。イヤリングを、自分で買う人なんているんだね。 私、初めて見たよ。」
友3 「私もだよ。いるんだねぇ〜〜。」
友4 「いるんだねぇ〜〜。こんな所に。」
丸山 「何この人達。私は、自分で買うんじゃないよ。」
何言ってんの この人?
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