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あみの秘密日記
水城あみ

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2005年10月17日(月)
せつない雨音。




今日の私は、昨日の私と違うのです。

何が違うのかと言うと、下を見ながら 歩いてましたから。


当然、お金を 拾ったのです。

785円拾いました。 テヘッ。




このお金で、焼きそばを 食べるのです。

だけど、みおもいたので、おごってあげる事にしました。



これで、ちょっと恩を きせといて、

後で倍にして 返してもらう 計画なのです。




私は、オム焼きそば。

みおは、お好み焼きそば。

両方とも美味しいのです。




しかし、今日の味は どこか違う。

違うのにも程が あったのです。



何か、まずい。

破滅的に、まずい。

何となく、くだらない味がするよ。




こんなに、まずいオム焼きそばを、食べたの 初めてですよ。

これは、お店の人にまずいと言う事を、教えてあげないと、いけないのです。




あみ 「今日のオム焼きそば、いつもの味と違うんですけど。」

バイト 「あっ!解っちゃった?」




やっぱりですよ。

やっぱりいつもと違うんです。





あみ 「誰が、作ったの?」

バイト 「俺だよ。」





何だと!?



何で?何で?何でだよ。何であんたみたいな未熟者が、

私の、オム焼きそばを 作ったりしたんだよ。ちゃんと説明しなさいよ。




あみ 「何で?おじさんは?」

バイト 「おじさんさ、トイレに行ってなかなか帰って来なかったから
    君の、オム焼きそばだけ俺が、作ったんだけど、どー?美味かった?」






まじーーよ!!

まじーーにも程があったよ!!





オム焼きそばなんて、簡単ぢゃんよ。

何で、こんなにまじーの作れんの?




しかし、言えないよ。

まずかった。

なんて。。。




きっとこのバイトのお兄さんだって、一生懸命作ったのですから。

私は、悩みました。



このお兄さんの 将来の為に、「まずかった。」と、

ホントの事を 言うべきか。



それとも、「美味しかった。」と、

嘘を 付くべきか。



だけど、まずいのは、事実。




と、言う事で私は、気を使って それに変わる言葉を 探しまくったのです。



普通よりちょっと下っぽいかな。

限りなくまずいに、近いちょっと手前。

美味しいより、う〜んと遠くに近い、かなり先っちょ辺り。





もう自分が、何を言いたいのか、解らなくなってきましたよ。

すると、興奮冷めやらぬ私の肩を 叩くヤツが、いたのです。 (ポンポン。)




みお 「ねぇねぇ 美味しかったから、もう全部 食べちゃった。
    あみの、オム焼きそばも ちょっと食べてみたんだけど、
    私、オム焼きそばにしなくって 良かったよ。」










何の ためらいもなく 言いやがった。