月に舞う桜
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2006年01月17日(火) |
静かに彼らが生まれるとき |
※16日(月)分の日記も更新しています。
電車に乗って本を読んでいると、本の世界にどっぷり浸かるときと自分だけの世界に回帰していくときがある。 今日は、後者だった。 電車に乗っているとき、誰も私を気にしていない心地良さに身を浸しながら雑踏を歩いているとき、どこかのレストランで一人食事をしているとき、入浴しているとき、そういうときに私の中で子どもたちは生まれる。 突然『オータム・イン・ニューヨーク』のウィノナ・ライダーを思い出して、帰ったら彼女の役名を調べようと思い立つ。あの映画はあまり好きではなかったけれど、彼女はやけに魅力的だった。 この世界の様々なものを取り込んで、私の世界は大きくなっていく。そうして子どもたちは育っていき、笑ったり泣いたり愛したり憎んだり空を仰いだりしている。
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