過去の日記
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2005年10月31日(月) 聞き分けのいい私の本当の気持ち

私はSamには冷たい、と思う。
こちらからは電話もしないし、メールの返事だっていい加減だ。
Samが御主人様だった頃と、立場は逆転してる。
まるで、昔の仕返しみたいに意地悪だ。
それでもSamが私のそばにいたいって思うんだから、それでいいんだと思う。


でも、御主人様にはまるっきり立場は弱い。
逢えなくて寂しくても口に出しては言えないし、こちらから逢いたいとも言い出せない。
御主人様の負担や迷惑になりたくないから。
めんどくさい奴隷にはなりたくないから。
御主人様にとっては、ものすごく聞き分けのいい奴隷だと自分でも思うし、御主人様もそう言ってくれる。

でもさ。

時々、我慢できなくなるときもある。
御主人様がほかのM女さんにしてることも、御主人様は隠したりしないからいやでも耳に、目に入る。
どうして、私には痕が残るような鞭を打ってはくれないのか?
どうして、ほかのM女さんはいろんなことをおねだりできるのに私にはできないのか?
どうして? どうして?
答えのない疑問は、虚しく自分を傷つけていくばかり。
御主人様にぶつけられない想いを、時にはEに甘えることで、時にはSamを振り回すことでごまかしているけれど、そんな代償行為ではやりきれないときがある。

聞き分けのいい、扱いの楽な奴隷でいることで、自分を特別に思ってほしいのだ。なんて卑しい考え。
そんな考えが透けて見えるから、きっと御主人様も本気で私の相手なんかしてくれないんだろう。
変なプライドとか、自分が傷つかないですむような小細工とか、全部捨てて玉砕覚悟でぶつかってみればいいのに、それも怖くてできない意気地なし。






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いつか近いうち、抑えてた欲求は爆発するだろう。
そのときに御主人様は、私を受け止めてくれるのか。それとも突き放されるのか。
答えを知るのが怖いから、今はまだ、悶々とするだけ。
ばかだよなぁ。


ほんとはね。

もっと構って。
もっと色んなことして。ぐちゃぐちゃに。
体にも心にも、消えない傷をつけて。
もっと愛して。

・・・絶対、言えないけどさ。
御主人様のばか。


黒ウサギ |MAIL

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