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2006年03月26日(日) |
依存しないSM関係は成立するのかどうか。 |
長年SMをやってきて、相手とはプレイ時以外でも主従のままだったり、普段は普通の恋人同士でプレイの時だけは「御主人様と奴隷」に切り替えたり、という付き合いは多かった。 現在のSamとの関係はそのどちらでもなく、普段もプレイ中も立場は対等である。 つまり、精神的には全然主従関係ではない。 ただのプレイパートナーである。 そういうのは私は初めてなので、なにかと戸惑うことも多い。
朝方、全身をずいぶん強く噛まれたのだが、あとで見ると体にはほとんど痕がついてなかった。 別に、痕をつけるのが目的ではない。 でも、なんというか、私としては非常に物足りなかったのだった。 (このあたり、我ながらわがままだと思う。) Samが「御主人様」なら、それでも黙っていただろう。 今のSamは「御主人様」ではないので、不満を口に出すのも平気である。 そうすると、約2時間の鞭打ちタイムとなった。 使ったのは乗馬鞭とバラ鞭。 私のバラ鞭は房の一本一本がほそーいやつ(5mmくらい)で、長さも結構あるので、音はそんなにしないけど結構痛い。 細い房で皮膚の表面に、房の多さと長さによる重みで体の内側に、いい感じでダメージが来る。 鞭は嫌いだって言うくせに、Samの鞭は意地が悪い。 乗馬鞭でふくらはぎとか足の裏、とか、バラ鞭で乳房に巻き鞭、とか。 途中で小休止も挟みつつ、2時間打たれ続けたらさすがに全身がでこぼこで痣だらけになった。
今日はなんとなく、声を出すのを我慢してみた。 うめき声もこらえて、ひたすら無言でいたら、なぜか涙が大量に出てとまらなかった。鼻水も。 顔も体の前面も床も涙と鼻水とよだれでぐしゃぐしゃではあったが、声を我慢するのもなかなか新鮮というか、精神的には気持ちよかった。 でもSamにしてみれば、声を聞くほうが興奮するし加減もしやすいから、あんまりよろしくはない、とのことである。 まぁ、それはそうだろうな。
終わってから、Samが今日の鞭の具合とか感想を聞いてくる。 それは以前の、「御主人様」だったときからのSamの習慣だが、以前は遠慮して言わなかった感想や要望も、今はすっかり言える。 それはとても便利なことだけど、なんか寂しいなぁ、と思うのも事実だ。 健全すぎる感じがする。 でも仕方ない。 心身ともに「御主人様」に依存するのは、私には向いてないようだから。 SMとはいえないのかも知れない。 でもまぁ、今のところはこのままでいいや、と思う。
何事も、進歩することは喜ばしい。
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