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■ 霞む景色
窓から降り注ぐ昼の太陽は、 私を慌ただしく急き立てる。 息着く間もないほどに。
時間の渦に巻き込まれ、 気付ば辺りは闇に覆われる。 周りを見渡しても誰もいない。 そこに深く広がる闇。 そしてまた闇。
時に激しく、 心奮わせながら、 一睡もできないまま、 ついには朝を迎える。
朝日が眩しい。 痛いほどに眩しい。 そこにあるのは、 あきらめにも似た、 やるせない気持ち。
そこは、この世の果て。 コンクリートに囲まれた、 冷たい牢獄。 命が削り取られていく音が聞こえる。
2006年01月16日(月)
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