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■ 果てしなく続く道
夢を見ました。
ある晴れた日の昼下がり。山道を行く私たちは、一台のバスに乗り込みました。バスの中には、たくさんの人がいました。小さな子供、若い人たち、年配の人たち。みんな楽しそうに笑っています。
疲れきっていた私たちは、バスに乗り込むとすぐに、深い眠りに落ちていました。
目が覚めると、バスの中には、私とあなたの二人だけ。辺りはすっかり暗闇に包まれ、窓からは、輝く星が見えました。
運転手は、決して振り向くことなく、語りかけることもなく、じっと前を見て運転を続けていました。
私たちは、何も語らないまま、体を寄せ合い、ずっと離れずにいました。二人の鼓動を確かめ合うように。
そのまま何時間経っても、バスは止まる気配をみせませんでした。このバスは、いったいどこから来てどこへ向かっているのでしょう。行くあてもないまま、バスは走り続けていました。
2006年01月29日(日)
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