製作年 1939年(昭14) 製作国 日本 監督 マキノ正博 出演 片岡 千恵蔵 志村 喬 市川 春代 ディック・ミネ
【あらすじ】
傘貼り浪人・志村狂斎(志村喬)の娘お春(市川春代)は 隣に住む貧乏浪人・浅井礼三郎(片岡千恵蔵)に恋している。 しかし礼三郎はモテ男。礼三郎に近づく金持ち商家の娘や 許婚の存在にお春はヤキモチを焼き、裏腹な態度を取ってしまう事も。 ある日、骨董好きの狂斎はいつも通う骨董屋で殿様と出会う。 狂斎の極めた道楽振り?に感嘆した殿様は50両の掛け軸を 狂斎にプレゼントする。喜ぶ狂斎だったが、その掛け軸がもとで 娘のお春を差し出せと迫られる事に・・・夜逃げも覚悟する狂斎とお春。 礼三郎とお春の恋の行方は・・・
何てポップで心躍る映画なんだろう!
日本で初めての時代劇ミュージカル映画だそうで
冒頭で殿様が「僕は若い殿様〜♪」と突如歌いながら登場。 「僕はオシャレな殿様〜♪」とも歌っていました。
もうホントこけました。女同士で口喧嘩するシーンでも
「な、な、な、なんです、その傘をあなたは売らぬと言い張るの〜♪」
と歌いだす。な、な、な・・・って(笑)
やっぱり60年以上前の映画なので、役者さんの演技もそれなりに
時代を感じさせられるところもあるのですが
志村 喬はリアリティがあってとても自然。
お父さん役ながらこの時はまだ30代だったそうで驚きです。 もし気取っている自分がいるとしたら
そんなのすぐバカバカしく思えてきます(笑)
楽しくハッピーな映画です。
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