おうち鑑賞

2010年09月09日(木) 『理想の結婚』 『ザ・インターネット』


『理想の結婚』An Ideal Husband 1999年 オリバー・パーカー監督


すごく面白かった。

スター然とした俳優さんは出演しておらず

演技の上手い俳優さんたちに浸って見るタイプの作品だ。

ケイト・ブランシェットの鋭いナイフが異空間に浮遊しているような

何とも言えない摩訶不思議な魅力に引き付けられた。

上手いなあ。ジュリアン・ムーアもそうだ。

『エマ』同様、ジェレミー・ノーザムは紳士が本当によく似合う。

議会で演説するシーンは胸に刺さった。

作品自体、初めて触れるような微妙なズレ感が新鮮だった。

再見する。






『ザ・インターネット』The Net 1995年

あんまり期待してなかったせいか意外と面白いと思えた。

にしてもだ。サンドラ・ブロック演じるソフト会社のソフトチェッカー?の

アンジェラが、何故あんなに大掛かりな仕掛けで狙われるのかイマイチよくわからない。

場面転換の時間経過の辻褄も合ってない。

作品は全体的にシリアスタッチなんだから

ダークサイドの人間を演じるジェレミー・ノーザムが

サンドラ・ブロックにビンで殴り倒されたり、

挙句の果てにラスト、消火器で殴られて死ぬなんて

あまりにもクールじゃなさ過ぎる。まるでコントではないか。

作品的にはかなり?な感じだけど

ジェレミー・ノーザムへの好奇心があるから集中して見られたのだと思う。

『理想の結婚』にしろ『ザ・インターネット』にしろ

自分の中に『エマ』のナイトリーの基準があるから

ジェレミー・ノーザムの魅力を解釈できてるのだと思う。

『エマ』の下地なしにいきなり『ザ・インターネット』を見るのはたぶんキツイ。

ジェレミー・ノーザム見たさに再見する。(かも)

ああ、かっこいい。








 < 過去  INDEX  未来 >


Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

My追加