2010年09月19日(日) |
『めぐりあう時間たち』 再見 |
『めぐりあう時間たち』The Hours 2002年 スティーブン・ダルドリー監督
再見する。マイ日記内検索で調べてみたら6月24日が初見であった。
頭の中の「再見したい引き出し」に入れてあったので
(つまり記憶としては新鮮な状態だったので)
まさか初見からこんなに時間が経っているなんて意外だった。
再見理由として、佳作の部類に入る作品だということはわかるのだが
作りの良さを感じるほどには、感情、琴線がゆれないことの
居心地の悪さがあって、釈然としない気持ちが残っていたから見直したかった。
確かに、ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマン、メリル・ストリープの
演技の上手さには引きつけられる。
だけど、それぞれに描かれた女性たちの生き方(のエピソード)に
わかるようでわからない、深く表現されているようでそうでもないような
印象を受ける。やっぱり芯から感情移入できる感じではないのだ。
それとは別に、物語の分解の糸口すらイマイチわかってない状態なので
その辺のところを理解するために、時間を置いて再見する。(理解に重点を置く気概で。)
(スティーブン・ダルドリー監督はバイセクシャルと公言している?そうだが
ひょっとしてこの作品は、男性目線で描かれた女性なのでは?
だから乗り切れないのかも?とふと思う。)
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