| 2010年10月04日(月) |
『抱擁』 『マグノリア』 |
『抱擁』Possesion 2002年 ニール・ラビュート監督
『エマ』で共演していたグウィネス・パルトロウとジェレミー・ノーザムが
別の作品ではどう変貌して演じているのか想像するだけでワクワクしていた。
一方、グウィネス・パルトロウの演技の幅がわかった感もあり、
作品的にはあんまり期待していなかったからだろうか?
予想外と言うべきか面白かったし良い作品だと思った。
アーロン・エッカートって(NHK-BSで録画したのを見た)
『幸せのレシピ』に出演していた人だ。
この映画は超イマイチだった印象があるけど
『抱擁』のアーロン・エッカートは比べ物にならない位、悪くなかった。
やっぱり生かすも殺すも監督や作品なんだなあ。
ジェレミー・ノーザムは古典的人物がホントに似合う。
ジェレミー・ノーザム演じる詩人と恋に落ちるラモットを演じた
ジェニファー・イーリーという女優さん、メリル・ストリープ
もどきに見えてしまうところが損していると思う。
上手い女優さんなんだろうけど見ている側の意識がそっちの方に行ってしまうのだ。
あとスパイス的(?)な配置の人物の設定が
作品全体の質から見ると、卑近過ぎるというか予定調和過ぎると思った。
何だかんだ言ってDVD検索しまくりで購入した。
『マグノリア』Magnolia 1999年 ポール・トーマス・アンダーソン監督
ちょっとなにコレ! 超面白かったんだけど!!
188分の長編だけど全然長いと感じなかった。むしろもっと見ていたいくらい。
レンタル店でレンタルできたのがVHSテープ。(DVDは置いてなかった)
前編後編2本組みのカセットを前編が終了するやいなや
瞬時に入れ替えて見るという原始的な作業を久々に行った。
後から検索すると長編がネックになったのか興行的には失敗だったそうだ。
まあね、映画館に出かける人の最大公約数が「娯楽」嗜好だとしたら
わからないではないけど、それにしても信じられない、もったいないと思う。
今は作品を面白がるスイッチで見てる感じだから
作品を分解して理解したい。
時間を置いて再見する。
|