『アイランド』The Island 2005年 マイケル・ベイ監督
ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンが出演しているので見ることに。
まず思ったのは、なんて大掛かりなセットなんだろうということ。
そして作品的には、どこかで見たことがあるストーリーだと思った。
設定はブレード・ランナーぽい。
センシティブなことを求めず、娯楽作品として割り切って見れば面白いと思う。
ただ、湯水のごとく惜しみなくお金を使って製作しているのに見合ったものを
観客が受け取っているかというと比率はアンバランス。
マイケル・ベイ監督のカラーなのだろうか。在り方は下品だ。
だからハリウッド的思考の娯楽作品と割り切る必要がある。
そしたら楽しめる。
この作品は興行的にこけてしまったらしいのだが
びっくらこいたのは映画サイトだったかで、製作スタッフ(?)が
こけた理由は、主演の二人のスター性の欠如にあり
とくにスカーレット・ヨハンソンの責任だ、みたいなことを語ったという
ニュース記事を目にしたことだ。
記事の真偽のほどはわからないけど、語ったことが事実だとして
ハリウッドってコワイところだわーと思った。
なぜならスカーレット・ヨハンソンの存在感が
いかにも「ただの大作」風作品を、微妙な面白味のあるカラーに引っ張ってる
その功績は大きいよなあ、と思いながら見たんだから。
こういう記事を目にすると、この作品に関わる諸々の程度が透けて見えてしまった感じがする。
そしてスティーブ・ブーシェミという俳優さんの演技が面白くて
登場場面をリピートして見る。
作品全体よりこの俳優さんの魅力の印象が強かったくらい。
(それが良いことなのかどうか置いといて)
上手い俳優さんだなあと思う。
他の作品で見たことがあるらしく記憶にある俳優さんだったけど
初めて引っかかって(?)マジマジ見た感じだ。
今度、他作品も意識して見てみよう。
総合的に考えてDVD購入してもいいかなあとも思う。
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