『ナイトウォッチ』Nightwatch 1998年 オーレ・ボールネダル監督
ユアン・マクレガーが出演している作品なので見てみることに。
しっかりした作り(構成?)だと思った。
物語の設定や人物の設定にも不自然さは感じなかった。
だけどプラスαを感じない映画だったと思う。
ああ、そうですか、みたいな感じ。
細かいことを言えば、ユアン・マクレガーが法律を勉強している
学生のようには見えない(キャラクターが弱い?)。
作品の人物のキャラクターではなく、ユアン・マクレガーの魅力で引っ張っている感があるので
イマイチ深みを感じない、つまり何が何でもこの人物は
ユアン・マクレガーでなくてはという説得力をあんまり感じない。
魅力的な俳優さんなのにもったいない。
一見、おいしそうな料理で不味くもない。
だけど微妙に一味足りない。
これって「不味い」より致命的ではないか?
ジェレミー・ノーザムが出演しているから超見たいと思っていた
『ミミック』もこの映画の監督らしい。イマイチな予感。
怖いジャンルは自分の範疇外だから
(何だかんだ言いつつ)指の間から見てしまった感じもある。
だから作りを理解するところに視点を置いて、再見してもいいかなあと思う。
|