2010年10月24日(日) |
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 『幸せになるための27のドレス』 |
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』Catch Me If You Can 2002年 スティーブン・スピルバーグ監督
タイトルを見て面白そうだと思ってレンタルしたのだが
以前に一度見たことのある作品だった。
イマイチ響いてこなかった作品だったので記憶が飛んでいたみたいだ。
追いかけ再生のようにシーンの進行と同時に場面々の記憶はよみがえった。
だから初見感覚で見た感じではなかった。
ルパン三世のように、刑事と指名手配犯人の追う者と追われる者の
関係の背後にある機微をもっと感じさせて欲しかった。
登場人物たちの表面的なキャラクターは華やかで面白いと思うけど
内面の描写がイマイチ浅薄な印象だった。
ドライなんだかウェットなんだか曖昧な感じがする。
世紀のスティーブン・スピルバーグ監督が製作する作品なので
それなりの制作費が付いてしまう?のかもしれないが
物語に対するスケールが大き過ぎるのではないか。
この物語はもっと小作品として製作した方が生きるような気がする。
個人的好みの問題として、作品云々を抜きにしても
あまり好みのタイプじゃないかも。
『幸せになるための27のドレス』27 Dresses 2008年 アン・フレッチャー監督
他の作品のDVDに収録されていた予告編を見て面白そうだと思ったのでレンタルした。
『プラダを来た悪魔』の製作スタッフが贈る〜という宣伝文句も引かれた要因のひとつ。
あんまり期待していなかったのだが、期待以上の減り込みだった。
全てが噛みあっていないのか何なのか、とにかく出演俳優の
誰ひとりとして魅力を感じることが出来なかった。
あーだこーだ言いながら、普通どこかしら引っかかるものだ。
しかし気持ちがピクリとも動かず。
レニー・ゼルウィガーやコリン・ファース、ヒュー・グラント等を想定した
あて書きのように感じた。そりゃあ、これらの俳優が演じたら
多少不自然な設定があっても魅力的な作品にはなるだろう。
基本的に人間の本質に関わる部分において登場人物の行動が受け入れられない。
人間だもの、そういうこともあるよね・・・とはならないのだ。
ラブ・コメ命のドキドキを感じることもなく。
物語の設定や人物の描写が浅薄な脚本を演じるから
俳優の魅力を感じないのか、俳優に力がないから魅力をかんじないのか。
たぶん両方だ。
おかげでアドレナリンが活発に。
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