2010年11月09日(火) |
『ベスト・フレンズ・ウェディング』 |
『ベスト・フレンズ・ウェディング』My Best Friend's Wedding 1997年 P・J・ホーガン監督
『アナザー・カントリー』のルパート・エヴェレットが出演していることが
わかって、ダビングしたテープを引っ張り出してきて見る。
かなり前に見た覚えはあるが、ほとんど初見感覚で見た。
(初見の時は、あまり面白いと思わなかった記憶がある。)
細かい部分に心憎い遊びの丁寧な描写がちりばめてあって小腹で笑えてしまう。
この物語の主要登場人物、ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアス、
ルパート・エヴェレット、ダーモット・マルロニーらの俳優さんたちは
キャラクターを作り上げていてそれぞれが魅力的だった。
一見不自然に思える関係性も説得力がある。
この作品のキャメロン・ディアスはすごく上手いと思った。
ルパート・エヴェレットは『理想の結婚』でもそうだったけど
この作品でもサポート的キャラクターであった。
奥深い包容力が魅力的。
中盤くらいに、ゲイの友人のジョージ(ルパート・エヴェレット)が
ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)に「ちゃんとマイケルに告白してふられてこい。
そしてニューヨーク(だっけ?)に帰ってくるんだ」と
空港でアドバイスする場面が出てきて、ジュリアンが元彼のマイケルを
お金持ちのお嬢様のキム(キャメロン・ディアス)から
奪い返すことができるかどうかが物語の核心ではないことがわかる。
ストーリーを追うことを第一義としていないこの物語のあり方がすごく好きだ。
ジュリアンとジョージがダンスをする
小粋でこっぱずかしいラストシーンも心憎い。
丁寧に描写されたキュートなエンターテイメント作品だ。
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