2010年11月14日(日) |
『ニューヨーク、アイラブユー』 『マイレージ・マイライフ』 |
『ニューヨーク、アイラブユー』New York, I Love You 2008年
11人の監督による作品。
時間が経過してから、この覚書を書くにあたってわかったことは、
街角で女をナンパする作家の物語が一番鮮明に記憶にあったということ。
(12月16日)
女が一枚も二枚も上手であろう娼婦と知らずに、性的虚勢を張る
ちょっと情けない作家の男を演じたイーサン・ホークの印象が強く残っている。
他の物語も、それなりに佳作だったり、イマイチだったりで全体的にまあまあな印象。
よくわからない、理解できない物語もあったので再見してもいいかなと思う。
(オペラ歌手?とホテルマン?の話。)
あと、オムニバスではないということだ。
確かに、それぞれの物語の登場人物が宇宙の采配でつながっている?
という構成なのかもしれないが、あんまり意味をなしてないような気がする。
1作品が10分前後だから、かえってそういう装飾がうるさい。
チマチマしちゃってると思う。
「ニューヨークが共通項」でいいではないか?
潔く1話完結という形を取ればよかったのではないか?と思う。
『マイレージ、マイライフ』Up in the Air 2009年 ジェイソン・ライトマン監督
かなり好きな作品だ。
見ながらDVDを買おうと思った、ということをこの覚書を書きながら
思い出したので、リストメモを確認すること。
たぶん初ジョージ・クルーニーだと思う。
ジョージ・クルーニー単体(?)でどうのではなく
俳優さんたちは、適材適所、この作品に生かされている。
ジョージ・クルーニー演じる解雇通告員?の新卒の部下の女子を
演じたアナ・ケンドリックという女優さんの
堅さと青さと微細なセックスアピール具合がすごくいいなあと思った。
絶妙な配役だと思う。
この作品も、イヤな記憶の薄れ方じゃないのだ。
ずどんと琴線にふれた感情の塊は胸にある。
再見して、ディティールを反芻する。
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