『アバター』Avatar 2009年 ジェームズ・キャメロン監督
スゴイ。
最新技術の映像だ何だという触れ込みに、
見ずして鼻白む思いというか、冷めた目で傍観していたのが、
一瞬にして心奪われてしまった。
デジタル映像(と言うのか?)も、ここまで突き抜けてしまえば芸術だ。
物語は良くも悪くも単純だと思う。だけど、エンターテイメントを突き詰め
芸術の域まで昇華させた映像美は圧巻としか言いようがない。
ハリウッドの(観客動員を当て込んだような)大作映画には興味が持てないけど
ジェームズ・キャメロン監督は『ターミネーター』(1984年)を製作した監督、
という一点を支え?にして見れるような気がする。
『マトリックス』 『ハリー・ポッター』 『エイリアン』 『ターミネーター』 押井 守 『もののけ姫』 『天空の城ラピュタ』 ライオンキング 九寨溝・・・
等々のイメージがオーバーラップした。
何か見たことあるなあ、と感じてしまう感覚がそこに留まらず
昇華された映像美が、全く異なった高みへと誘ってくれるのだ。
そして、単純に「あーオモシロイ」凄さ。
あ、そうそう。
アカデミー賞の主要部門の受賞は『ハート・ロッカー』だったそうだが
『アバター』に受賞させないヒネクレタ状況も凄いと思った。
時間を置いて再見する。(と思う)
DVDorBD購入検討するリストに入れておく。
|