おうち鑑賞

2011年01月11日(火) 『続・菩提樹』 『やじきた道中てれすこ』


『続・菩提樹』Die Trapp-Familie in Amerika 1958年 西独
       ヴォルフガング・リーベンアイナー監督


『菩提樹』(1956年)の続編。

覚書を書いているのは2月4日。この作品を見てから3週間ほど経っているので

詳細の記憶が曖昧になっているが、続編だけに柳の下の二匹目の

ドジョウを狙って作られた印象は残ってる。

『菩提樹』の流れで見るもよし、(是が非でもという意気では別に)見なくともよしという感じ。










『やじきた道中てれすこ』2007年 平山秀幸監督


NHK-BSで見る。

自分的にはかなり面白くない作品であった。

面白くないというか、どこに芯があるのかよくわかならい作品だった。

個別のシーンを抜き出してそこだけ見れば、それなりに見ごたえがあるのかもしれないが

物語全体を貫く一要素になってない感じがした。

花魁お喜乃を演じた小泉今日子の生かし方がヘタクソだと思う。

スターだから?登場場面を増やしたかったというのもあるのだろうか?

弥次郎兵衛を演じる中村勘三郎と喜多八を演じる江本明の関係の中に

やたらお喜乃が絡んでくるのだが(いや絡んできても結構なのだが)

弥次郎兵衛と喜多八とお喜乃が作る物語の芯がどこにあるのかよくわからないのだ。

『スティング』を思い出した。

詐欺師を演じるポール・ニューマンをかくまう娼婦館?を営む女の粋と格好のよさ。

この作品の「娼婦館?の女」のように、物語のアクセントとして存在させた方が

かえってお喜乃と弥次郎兵衛と喜多八との関係性や、キャラクターを強烈に

浮き彫りに出来たのではないかと思ったのだ。

「てれすこ」が物語の中でうまく消化されていない感も残る。

アレもコレもで、結局何だったのだ?








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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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