自然のもつ神秘的な力によって、長年に渡り 身体に染みついていた毒素が抜け、蒸発し。星になった青年。Gikuです。 どんだけ、毒素が詰まっていたんだちゅうの。(笑)
さて、今日も飽きずに自然観察なんかしながら過ごしています。 これといって他にすることもないから 暇つぶしに庭をぐるりっと一周していたところ 柚子の木に止まっている、羽化の真っ最中のセミをみつけた。 近寄ってのぞき見ると、背中の殻を破りそこから少し羽が見えている。 「かんばれ〜もう少しだぁ〜」 と声をかけ その場でしばらく見守っていました。
5分くらい経過しても、まったくセミに動きがありません。
羽化というものは時間がかかるのかなぁ〜という感覚でしばらくいました。
が!
10分くらい経っても、なんにも変化が見られなかった。
その時、僕は悟った。。。
このセミは、あと少しのところで力尽き、羽化に失敗したのだろう・・・。
セミは幼虫時に6年もの長い歳月を土の中で過ごした後 ようやく地上に飛び出し、羽ばたくことが出来る虫。 やっとの思いで地上に出たと思ったら 余命は僅か一週間という、なんとも悲しい短い命。
そんな、悲しい虫なのに 後一歩のところで・・・力尽き。 大空に羽ばたくことなく・・・・力尽き。 せっかくここまで成長したのに・・・・・力尽き。
涙こそ流れなかったが・・・ 耳すませて見ると、なんとも物悲しいセミの鳴き声が聞こえていた。
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