すっかり忘れていた。 今日、同窓会があったこと。 ではなく。 人の名前だ! それもそのはず、なんせ9年ぶりの再会なんですから。
そして、同窓会の三次会ともなると そこはもう魔界と呼ぶに相応しい場所だった。
一次会で14人減り、二次会で5人減り 三次会になっていた頃は6人だけとなっていた。
もうどれほど、アルコールを摂取したのだろうか。 自分の限界値を遙かに超えたためか目の前には酒精が見える。
大鎌を持った酒精が 「早く倒れて楽になりなぁ〜」 と手招きしている。 「だが俺は倒れはしねぇ〜、何があっても倒れるわけにはいかねぇんだ」 と意味不明なことを言いつつ、格好をつけてグラス咥えて一気する。 だがどんなに酒を飲もうが、グラスには永久的に酒が注がれる ドボドボ〜と溢れんばかりに酒が注ぎこまれる。
こいつヤバイな、意識が朦朧としてきやがった もってあと。一杯といったところか だがもういい、これですべてが終わるんだ。
今、思い返せば俺の人生、おおむね楽しい人生だったなぁ〜 とグラスを天高く上げ、その勢いのまま飲み干した。
それ以降は酒精に冥府へ連行され その後、記憶は一切覚えておりません。
意識が戻ったときは友達の家のベッドの上でした。
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