ギクの日記
ぼちぼち書いております
2007年11月27日(火)  遅刻

いつもどおりの朝だった
いつもと違っていたことは、二度寝したら

8時30分だった。

あっ!確実に遅刻だ。
もう、絶対に間に合わない。

まず会社に「20分ほど、遅刻します」と一報をいれた。
それから、急いで身支度をして家を飛び出した。


家を出たものの、なんだか会社に行きたくなかった。
「遅刻をした。」という後ろめたさからきているのだろう。
「でも行くしかない。」という気持ちが強く働き、足はまっすぐ駅に向かっている。

もし、このまま会社なんかに出勤せず、のんびりと街を散歩したらどうだろうか
いつもとは違う風景が見えてくるのではないのか。
そこには、足早に歩く会社員やだらしのない学生もいない
休日のように、家族連れやカップルもいない。
では、そこにいるのは誰だ?主婦か?

そんなことをぼんやりと考えながら
どこにも行く当てもなく、のんびりと流れるがまま気楽に歩き
時間という概念に縛られず、自由をめいっぱい満喫して
この機会に今一度、自分を見つめ直すのも悪くはない。


と、言いつつも足は自分の意志とは裏腹に会社へと赴くのであった。
やはり現実主義の自分には叶わない夢物語なのだ。


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