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朝起きて枕元を調べたが、目覚まし時計しかなかった男。Gikuです。 お父さんプレゼントは?と聞いたら、握りこぶしで殴られそうなので黙っておきます。
さて、お父さん、お母さんが避けては通れないであろう道であり 子供は、是が非でも答えを聞いてみたい質問。
「サンタクロースなんて本当はいないの?」 「あれは、お父さんなの?」
子供に、こう聞かれたら、なんて答えればいいのでしょうか? 正直に「あれは、お父さんとお母さんがプレゼントを買ってきているのよ」 と簡単に言えれば楽ですけど、子供が描いているサンタ像が崩壊してしまいます。
話は少し変わりますが 僕がまだ幼い頃はサンタさんが本当にいると信じていました。 朝起きて枕元にあるプレゼントがどれだけ嬉しかった事か今でも鮮明に覚えています。 サンタさん「毎年ありがとう」と心から思っていました。
昔、母親に聞いた質問(実話) 僕「ウチは煙突もなければ、夜寝るときはドアや窓の鍵が閉まっているのに サンタさんは一体どこから入ってくるの」と母親に聞いたら 母「サンタさんは換気扇から入ってくるの」って確かに言ったのです。 僕「そっか、換気扇か」と純粋な僕は信じていました。 が!今思えば・・・それはないだろう母。 もっと気の利いた嘘は言えなかったのか? 例えば「サンタさんは魔法が使えるから、窓からすり抜けるのよ」とか言えよな。 これじゃ〜僕は単なる純粋なバカ息子じゃないか。 ってかサンタが換気扇から入ろうとしたらミンチになっちゃうよ。
そして、僕がサンタさんは、本当は幻想だったと知ったのは小3です。 学校の友達の間で、「サンタなんかイルわけないじゃん」「お前、まだ信じているのかよ」 そういった、サンタクロースは存在しない説が流れ始め 真相を知るために、母親に「サンタさんはお父さんなの」って聞いたら あっさり、もったいぶらず「そうだよ」と白状した。 僕は、サンタがいないなんて夢にも思っていなかった純粋なバカ小学生だったので かなりショックでした。騙された事実だけが重く圧し掛かり こうもあっさりと答えられると反論する気にもならず もう涙が止まりませんでした。その時は何故かサンタを恨みました。 サンタを信じたい純粋な心は、あまりにも脆く打ち砕かれ その時、僕の中の「赤い服の白い髭のサンタクロース」は粉々に幻滅しました。
そうやって、ちょっとずつ現実を知り 子供は、だんだんと夢のない大人へと成長していくのですね。
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