乗員乗客228人を乗せたエールフランス機が 乱気流に巻き込まれ墜落した事故はまだ記憶に新しい。
その墜落したエールフランス機に乗り遅れて 命拾いした女性がいた。
なんという強運の持ち主。 こういうのを本当の九死に一生というんだろう。 きっと天国の神さま的ポジションの人がいて 「君はまだ死んではならない存在だ」 とか言って助けてくれるのかな。
でも、こういう場合に限って様々な要素が絡んでくるんですよね。
○ たまたま目覚まし時計が作動しなくて寝坊してしまい、事故を免れた。 ○ 奥さんが「今日ぐらいゆっくりしていけば」といって、事故を免れた。 ○ 道中、困っている人を見かけ助けていて、事故を免れた。
命拾いした女性も似たような偶然が重なり合って助かったんだろう。 日頃の良き行いが通じて作用し助かるんだ。
しかし、奇跡的に乗り遅れて助かった女性が翌日、交通事故に遭い死亡。
非常識ながらそのニュースを見て、コーヒーを吹いてしまった。 パソコンの画面がちょっと濡れた。
あぁーーー。
あぁーーーそういうこともあるんだ。
どんなに頑張っても、出会うべくして出会うように 運命は変えられない。
きっと何度過去に戻っても、もう一度昨日をやり直しても 事故を阻止したとしても、結局その人は死ぬ。
運命というのは時に残酷なものですね。
『 追記 』 そういえば、昔そんなような内容の小説を読んだのを思い出した。
『7回死んだ男』 西澤 保彦氏
この小説のラストはどうだったか忘れてしまったが 画期的だったのだけは覚えている。
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