d a y s*
photo & text by tomoko
あなたはあたしの何を見てたんでしょうか。
何を望んでいたんだろう。
わかっていたつもりだったけど、
つもりに過ぎなかったのかも、と、
最近思い始めています。
あなたが口にしたたくさんの言葉が、
あたしが本当は欲しくないものなのかもしれない、
なんて、思うことはなかったのでしょうか。
本当に笑って聞き入れていると思っていたのでしょうか。
思っているのかもね?
なんにも知りたくありませんでした。
聞きたくなかったです。
あたしが、
あのひとのことを口にしなくなったその理由に、
あなたは気づかなかったのでしょうね。
あなた、というひとを好きになっていたので、
形成してるすべてを、
ちゃんと逃げないで受け止めてあげたかったけれど、
その自信がもうあんまりありません。
なぜなら、あなた自身はそんなことを望んでいないのだってことを、
なんとなくだけど理解したからです。
あたしのことがまっすぐ見れないのなら離れて。
あたしも見送ります。忘れてみせます。全部。
うわべだけのつきあいは出来ない。
そうやって何度も告げたこの言葉さえ、
きっと届いていないのでしょうね。
ちゃんと話したくて待ってみたけど、
もう、年も変わることだし。
あたしも、言いたかった言葉も気持ちも全部、
今年に置いていきます。
あなたのように器用な真似はあたしには出来ません。