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朝から夕方まで、2社で筆記試験。 筆記試験は、肩がこる。 たいした時間ではないのに、どっと疲れる。
終わったら迎えに行くからメールして
と直哉から言われていたので終わったよ、とメールする。 すぐに行くからまってて、と返信。 あたしがコンビニで待っていると、同じ大学の男の子二人とであった。
何してんの?今日さあ、T社の人事の人とご飯たべにいくから、もかちゃんもこーへん?
とお誘い。正直ちょっと迷ったけど、
うーん、友達待ってるから、やめとくわー
友達ー?彼氏じゃないん〜♪
彼らは、彼の会社の説明会で、彼を見ていて、 そうやらあたしの彼氏だとちゃんと情報はまわっていたよう(汗)
・・・・まずい・・・・ここに直哉が迎えにきたら、 完全におかしな状況だー・・彼ら噂好きだしやばいなぁー・・
という、あたしの心を読んだかのように、T社の人事さん登場♪
わりぃ!じゃあいくわ!
あたしは笑って手を振る。 そしたらそのすぐあと、車があたしの待っていた路地に滑り込んできた。
セーフ。笑
いったい何のために会っているのかわからないけれど。 直哉は、「気分転換してよ」と言うけれど。
あたしは彼氏の家へ行く旨告げてるのに、そこまで送ってくれる 親切っぷり。
しかもこの日に限って彼は、
支店長に誘われたから飯いってくる! すまん!
と。 直哉に電話がかかってきて クラブの同期に渡すものがあるから行っていい? って。
あたしは直哉の大学に侵入してしまい、 挙句の果てに、予想外に直哉の後輩たちに目撃されてしまうという だめっぷり。
ご飯を食べに行くのに、車を止めて道を歩いてたら 普通に、
お疲れ様です!
って声かけてくる集団がいっぱいいるんだもん、怖いわ。 大きいクラブって、違うね〜。 うちは弱小だからさぁ。
彼が帰ってこないので、車は夜景スポットに。
男の人はみんなここに女をつれてくるんか?
ってくらい何回も来たことのあるところだった。 いろんな人と。
あたしは可愛くないので
「え〜♪初めて〜♪」
とか言えず、ちょっとリアクションに困った(汗)
でも、いつもあたしが見ていた場所へはじめは行ったんだけど
こっちきてみて。俺ら、クラブできたりすると、 いつもこっからみるんよ。ここからみるより、足元に360度広がる感じでいいよ
と、がさがさ柵を越えてちょい移動。
おおお。 ほんとだ。 がけっぽいとこから見るから、足元にすごい夜景。
「あたしねー夜景って、海があるほうがすき。 真っ黒で、ちょっと吸い込まれそうだけど、それがあったほうが、なんかすきなの。 だからここから見る夜景はすごく好き。」
「ここはメジャーやけどけっこう地元のやつしか知らないとこがあってさ、 そこもいーよー」
と直哉が言った、その場所が、 あたしとしーくんが付き合うことを決めた場所だったから、 少しあせった。
夜景は・・・あたしはずっと不思議だった。 どうして瞬くんだろう。 光は。
ゆらゆら、ゆれるあの光を見つめていると、 どうしてか急にいつもせつなくなる。 ああ、普通に夜景効果にやられてる。
気づいたら、直哉のダウンがあたしの肩にかけられてた。
直哉寒くないの?
もかよりかは、だいぶね。
あたしは自分にはずいぶんと大きい上着にくるまれて もう一度夜景を眺めた。
ものすごく複雑な気持ちを抱いていた。
直哉があたしの肩に手を回して、あたしは、ゆっくりと そこから外れた。 なるべく、なるべく、さりげないように。
いいって言ってるのに、直哉は、彼の家の前まで送ってくれた。 今日は彼の家には、忘れ物をとりにきただけだったけれど、 時間が時間だし、普通に泊まるつもりだった。
直哉は、もかの家までもう一回今から送るよ?といった。 忘れ物だけとっておいで。
明日の朝、帰るだけなので正直ちょっと迷った。 まだ彼は帰ってきていないし、鍵はあるし。
でも、今から、あたしの家まで送ったら、直哉はめちゃ帰りが遅くなるし 悪いから、いいよ、と結局遠慮した。
あたしがついてから一時間弱して、彼が帰ってきた。 彼はお風呂も入らずすぐ寝てしまって、 あたしは少し、 送ってもらったらよかった
と思ってしまった。
遠慮しないで頼ってくれたほうがうれしいよ。 俺はもかともっと一緒にいたいしさ。
そうメールが来ていた。
いったい、直哉は。 どういう気持ちなんだろう。
直哉とあの子は、同じ大学だ。 こんな変な共通点、いらない。
もか
|おてがみ
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素材おかりしました。偶然HNとおなじ!

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