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彼はあたしの頭を撫で、甘い言葉をつぶやいてから、 笑って、そして冗談を言った。 あたしは何度目だろう。 もういいやと思った。 何があったとしても関係ないんよ。 あたしは彼が好きなわけだから。 何も言わなければ彼はいつか忘れて、薄れていってしまうかもしれない。 罪悪感も、後悔も。そんなの悔しくない? と誰だったか友達に言われたことがある。 悔しく?よくわからないけれど、いや、わかるきもするけれど、 むしろ忘れてしまえたらいい。 知らない間に、きえちゃえ。 よく言うじゃない。 忘れる能力も幸せのうちって。
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